ミステリ

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ミステリ Mystery

謎があり、それを解こうとするプロセスを描くストーリー形式。およびその派生物。

分類と用語

推理小説
戦後、探偵の「偵」が常用漢字から外されたことから生まれた名称。
探偵小説
日本における“Detective fiction”の訳語。
Detective fiction
犯罪小説の一種で、犯罪(一般に殺人)を調査する、職業的あるいは素人の探偵の物語。(Wikipedia英語版:Detective_fiction)
ハウダニット(How done it)
ミステリの構成要素(犯行の手法、犯人、動機)に着目した分類用語。犯行の手法の解明に重点を置く。
フーダニット(Who done it)
ミステリの構成要素(犯行の手法、犯人、動機)に着目した分類用語。犯人の解明に重点を置く。
ホワイダニット(Why done it)
ミステリの構成要素(犯行の手法、犯人、動機)に着目した分類用語。動機の解明に重点を置く。
Cosies
英国におけるミステリの分類用語。アガサ・クリスティ的な殺人事件ミステリ。最小限の登場人物、探偵による(リアルな犯罪調査ではない)事件解決を特徴とする、パズル的な推理もの。黄金時代の探偵小説のこと。(Wikipedia英語版:Cosies)
本格推理小説
推理小説のうち、謎解き、トリック、頭脳派名探偵の活躍を主として書かれているものを指す日本独自の分類。本格ミステリとも呼ぶ。命名者は甲賀三郎である。特に謎解きに特化したものをパズラーと呼ぶことなどもある。本格ファンの間でも定義はそれぞれ違っており、100人いれば100個定義があるとも言われている。
倒叙
通常の推理小説とは逆に、犯人が犯行に及ぶまでのターンを先に書き、捜査から解決に至るターンを後に書く体裁。
新本格
法廷ミステリ
おもに法廷を舞台としてストーリーが展開するミステリ。公判が維持できるか、新証拠は採用できるか、陪審員を味方につけられるか(海外もの)などの丁々発止のやり取りが醍醐味。
クローズド・サークル
絶海の孤島、嵐の山荘など、閉ざされた状況で起きる事件。犯人は基本的に登場人物のうちの誰か。警察の介入による無粋な解決を妨げる理由にもなる。
叙述トリック
著者が読者に誤解させるよう記述に工夫を凝らすタイプのトリック。「信用できない語り手」など。
時刻表トリック
アリバイ工作の一つ。交通機関をうまく利用して常識的にはありえない速さで移動するもの。
顔のない死体
顔面が極度に損傷している、あるいは頭部が切断されているなどして、死体が誰なのかすぐには判別できないもの。
安楽椅子探偵 Armchair detective
自身は動かないまま他人から事件に関する話を聞き、その内容からだけで事件の謎を解く探偵。
ミステリ三大奇書
夢野久作『ドグラ・マグラ』、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』。竹本健治『匣の中の失楽』を加えて四大とも。
童謡殺人
後期クイーン問題
作中で探偵が最終的に提示した解決が、本当に真の解決かどうか作中では証明できない
日常の謎
日常生活で出会う小さな謎を解き明かす

メモ

書籍紹介

資料・評論

書き方本

ミステリファン向け蘊蓄本

その他

レーベル

ハヤカワ文庫 HM
翻訳ミステリの牙城。
講談社ノベルス
「新本格」と言われる作家を中心に展開。清涼院流水西尾維新もここ。
創元推理文庫
ハヤカワ文庫と並ぶ,翻訳ミステリの雄
創元ミステリフロンティア
(紹介)
富士見ミステリー文庫
「ミステリー」と名乗っているのがミステリー

小説

海外作家の作品

日本の作家の作品

英数
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2005/09/20050910.html#110000
そろそろミステリもしくは推理小説で項目を立てておくと良いのかな。

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2009/03/20090324.html#190000
『ミステリの美学』の感想や十戒・十二則の話など。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2009/03/20090326.html#060000
ミスリードについて。「読者が絶対作者がきちんとした推理を用意している」と言う信頼関係が、作者と読者の間にあるから、成立する気が。

blog記事

資料リンク

創作資料

キーワード一覧

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