女子大生会計士の事件簿

会計監査を巡るミステリ仕立ての読み物。

会計監査という未知の世界、でも生活と密着したところにある世界が覗ける、 軽くて短い小説。わかっていれば解ける問題だけど、そのわかることが会計士のノウハウなんだなあと思わされる。大きな金と人生が関る分、話も大きい。

著

山田真哉

書誌情報

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会計入門書

日本実業出版社

分析

なぜ売れたか。工夫を探してみよう。

• 書店に売り込みを掛けて回った。
• 見込み客の多い雑誌であらかじめ露出を広げておいた。
• 短い話をたくさん入れてある。
• 文章力より企画と内容の面白さ＋べたな展開という意味ではライトノベルと共通するところがある。
• 会計監査という未知の世界が覗ける。生活と密着したところにある世界でもあるので理解しやすい。
• 一話ずつテーマを持って作品を作っているので、会計のことも理解しやすい。

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2003/04/20030412.html#020000

bk1で『女子大生会計士の事件簿』の著者インタビュー。自分の実践分野で面白おかしく、使命感と達成感のあるような話にしたててという啓蒙小説ってのは、色々と開拓の余地はありそうだ。

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2004/09/20040922.html#020000

女子大生会計士の事件簿DXというものが出るらしい。

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2004/12/20041229.html#180000

絵が萌えなのと、主人公の名前が「萌」なのと、会計の世界でのやりとりがよかったです。角川文庫版の変更点。見知らぬ世界の日常業務ってのは面白いなあと痛感しました。狂言回しのカッキーと萌ちゃんの関係が、すこしどらよけお涼ににてるけど、こっちの方が、まだちょっと常識人っぽい。

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/04/20050427.html#230000

さおだけ屋はなぜ潰れないのか？は「女子大生会計士の事件簿」よりずっと売れたんだねえ。文庫版は10万部越えたか。「女子大生」というタイトルで手に取らない層・ライトノベル的表紙で手に取らない層ってのがあるだろう。

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/06/20050619.html#010000

さおだけ屋はなぜ潰れないのか？では、逐一作者の別の著作（女子大生会計士の事件簿）のPRが入るので「なるほど商売とはこーやってやるものか」と感心した。

資料リンク

• 『女子大生会計士の事件簿』公式サイト

リンク

• ミステリ