言霊さま
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「言霊さま」とは
小説などの執筆中に、脳内に浮かんでくる「どうにも使い道の無い会話や単語、フレーズなどの総称」を言います。
「言霊さま」が生まれてくる理由
一生懸命何かを書いていると、ときどき、書いているものとぜんぜん関係の無いシチュエーションの会話や単語が脳裏に浮かんできます。
これを「言霊様」と呼んでいます。
どっかに書き込んでおくと、満足してくれるみたいで、すっと消えていくのですが、放っておくと、いつまでも消えない(w
きっと、目の前の「書かなくちゃならない文章」に集中しているとき意識の別の領域、つまり「発想と妄想」を担当する部分が「つまんないよー、あそんでよー」と騒ぐために こういった現象が起こるのだろうと思います。
書いているときも当然、様々な発想は浮かんでいるのです、でもその中で使える部分というのは限られています。
そうやって取捨選択された、残りの発想の部分が 記憶の中に戻って行かないで、意識の表層あたりで遊んでるのかもしれません。
この「遊んでいるフレーズ」は意外と「コトワザ」とか格言とか、そういった「定型文字列」のもじりが多い、いわゆるオヤジギャグに近いものでして、こういったヤツが、ぽんと浮かんでくるわけです。
……んでもって消えていかないわけです
主な「言霊さま」の実例
- 「えーと、シチューにカツを求める、ってコトワザの意味は『無駄な努力』って意味だよね。カレーにカツを求めるならわかるけど」
- 「どっちかと言うと『場違いな要求』って意味かな。『無駄な努力』という意味なら『あなたの勉強』という方がぴったりね」
- 「読書百編、意おのずから通ず」(わかんない本でも百回読めば意味はなんとなくわかるものだ)
- 「独酒百編、胃、おのずから貫通す」(一人酒が多いと、胃潰瘍になって最後には胃穿孔を発症する)
- 「春嫁秋逃」(しゅんかしゅうとう)
- 「可愛い子にはたびたびさせよ」
- 「これやこの、ヘビもカエルも焼かれては知るも知らぬも悪食の席」
- 「もろともに哀れと思え一夜漬け、ヤマより他にかけるものなし」
- 「早起きは三文の得」(早起きして働いても三文の徳にしかならないのなら、朝はゆっくり寝ていたほうが健康によい)
- 「たっているものは小屋でも使え」
- 「今日死に、一生を終える」
- 「北京野菜」
- 「毒食らわばそれまで」
- 「人はパンのみみにて生きるにあらず」
- 「風邪で、またさぼろう」
- 「てもちぶたさま」
- 「神の味噌汁」
「言霊さま」の扱いについて
ここに掲示した「言霊さま」にあっては、いくつか私(鷹見一幸)が作品中で使用したものもあります。
また、どこかで読んで、記憶した、他人の創作物もあるかと思われます。
二次使用は各自の責任で行ってください(笑
話題まとめ
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/12/20051210.html#060000
- 北京野菜
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/12/20051210.html#070000
- 毒食らわばそれまで、人はパンのみみにて生きるにあらず