十二国記

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異世界の王とその選定者のあり方を中心主題としたファンタジー小説シリーズ。

正しく銀河英雄伝説の後継と言える作品。

小野不由美

用語や登場人物

登場人物

中嶋陽子
普通の女子高校生だったのに、電波(陽子視点)な金髪青年に攫われてひどい目にあわされる少女。赤髪碧眼は異世界にきてから変貌。話が進むにつれ男前になっていく。
景麒
陽子を掻っ攫った張本人。無愛想で言葉が足りない。
楽俊
ネズミの半獣。飄々として気がいいネズミだが、いちおう成人。
小松尚隆
五百年の大王朝を築き上げる名君として知られるが、その実態はすぐにお忍びに出たがる困った人その1。
延麒六太
尚隆とともに雁の繁栄を作った麒麟だが、やっぱりお忍びに行きたがる困った人(?)その2
泰麒蒿里
戴の麒麟だが十年もの間蓬莱で育った。王の選定後行方不明に。不幸属性。
乍驍宗
戴の元禁軍左軍将軍。人の上に立つべく生まれたような豪快な人。
李斎
戴の元承州師将軍。女性。
祥瓊
芳の元公主。父王の死後、公主の地位を下ろされ、市井で暮らす。
海客として流されて諸国を放浪後、僕として昇仙。
珠晶
供王。わずか十二歳で昇山し登極。

用語

蓬莱
十二国の世界から「こちらの世界」を呼ぶ言葉。狭義には「日本」を指す(「崑崙」は「中国」)
海客
蓬莱から蝕によって渡ってくる人。十二国の東側の国(慶・巧・雁)に多い。
あちらとこちらの世界が入り混じること。蓬莱からは人が渡り、十二国からは卵果が渡る。
卵果
子供が入った卵。十二国では夫婦が祠に願をかけると、祠に卵果がなる。
胎果
卵果が蝕によって蓬莱や崑崙に流され、そこで生まれた者。十二国に戻ってくることは珍しい。
十二の国それぞれにいる君主。神であり、不老で、首を切り落とすなどのことをしなければ不死。ただし自分を選んだ麒麟が死んだとき、玉座を降りるときには滅する。
麒麟
王を選び王に仕えるもの。雄が麒で、雌が麟。欠員がなければ十二匹いる。不殺ではあるが、身を守るために各種妖魔を従える。血の忌みに弱い。

メモ

  • yom yom 2008年 03月号に短編掲載。

書誌情報

山田章博『十二国記』ポストカードブック

講談社X文庫ホワイトハート

英語版

アニメDVD

CD

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