プロットの繰り返し構造

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プロットのなかで「類似の行動」「類似の状況」「類似の反応」「類似の言動」「類似の構造」「類似の関係」「類似の経緯」などの繰り返しがあれば、意識的に利用してみましょう。

また、複数の対比するべき人物・組織・考えかたなどがあるのに、繰り替え構造がないのであれば、導入できないか考えてみるといいでしょう。対比の構図に限らず、強調したい、読者に印象づけたい部分には、繰り返しを用いて何度も提示するべきです。

メモ

ノウハウ

繰り返し構造の用途

類似の行動や状況の繰り返しには、いろいろな使いみちがあります。

  • 反応が類似するけど異なる部分で、それぞれの人物の差異や対立を演出できる。
  • 異なる人物の似たところを、異なる状況の繰り返しのなかでの共通点によって強調できる。
  • 手を替え品を替えつつ結局は同一の結果になることで、特定の失敗や成功を繰り替えすことで、強み弱みを強調できる。
  • 繰り返しギャグやホラー的シチェーションなど、前回の予兆と同じものを繰り返し利用することで、また来るぞ来るぞと期待を盛り上げることができる。
  • まだこない、まだこない、と溜めを作ることができる。
  • 類似の状況のなかでの行動や反応の違いでキャラクターを演出できる。
  • 話の長さを調整することができる。

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2004/11/20041127.html#020000
繰り返しの構図があるので、欠落の繰り返しを仕込むと、分かりやすくなるかな。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/06/20050602.html#010000
ギャグに限らず盛り上げる基本は繰り返し構造を用いることです。 繰り返し構造は、細かいネタの盛り上げにも、全体の構造としても、便利に使えるいい道具だと思います。童話の書きかたの本で、三匹の子豚だったかな、あれを例にあげていて、感心しました。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/03/20050327.html#010000
マリア様がみてるが繰り返し多用する構造を豊富に含んでいることは、二次創作しやすくなる理由の一つだと思います。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/08/20050809.html#220000
脳のなかの幽霊ふたたび」の芸術の普遍的法則。反復法は便利な概念だ。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2006/01/20060129.html#180000
コメディの基本は繰り返しとすれちがいだと思いますから。

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