GA 芸術科アートデザインクラス

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あらすじ
美術専攻の賑やかな女子高生たちが繰り広げる日常を描いた4コマまんが。なお美術知識に関しては作者曰く『そこそこ信用しちゃならない』とのこと。

この本高いよ。(単行本2巻背表紙、ノダミキの御言葉)

きゆづきさとこ
掲載誌
平和出版(倒産)のCOMICぎゅっと!にて3話連載された後、芳文社のまんがタイムきららCaratに引き継がれた。COMICぎゅっと!掲載分は単行本1巻冒頭に収録されている。設定は変わらないが、COMICぎゅっと!分の方が若干キャラの等身が低い。また、とらのあなの広報誌とらだよ。にて『GA材置き場』として1ページカラー漫画も連載されていた。

用語

彩井学園工業大学付属彩井高等学校
舞台となる高校。普通科(特別進学・進学・普通・体育・情報処理)、工業科(電気・建築/土木・機械・自動車整備)、芸術科(アートデザイン・音楽)、衛生看護科の4学科12クラスからなる(単行本2巻表紙裏より)。県内で唯一美術全般を扱う課程(GA)がある高校。隣接する敷地に中等部と工業大学がある。
GA
『芸術科Aクラス』の略。Aクラスはアートデザイン科でBクラスは音楽科。つまり、実はGAとは芸術科アートデザインクラスの『ことではない』。『GA-1』で第一学年芸術科Aクラスの意味となる。
ポスカラ
ポスターカラーのこと。画材としてよく使われる。水溶性で、カビやすい。
黒のポスカラ
ポスカラの中でも特に他の色に溶けやすいので、誰にも使ってもらえない(キョージュを除く)。
おにわとり様
校内で飼われている、鶏たち。尾が長い。自由に繁殖しており、数が増えている模様。長命なものは第二次世界大戦当時から生きているらしい。
素猫(すねこ)
素描(そびょう)の読み間違い……のはずだが、キサラギの脳内では既に一つのキャラクターとして確立。彼女のクロッキー帳は101匹素猫大行進の様相を呈している。
部長小屋
殿先生が部室で一人ぽつんと部員を待つあーさんがうざいために用意した、毛布完備ダンボールハウス。掃除のためにぶちさんによって撤去され、『部長箱』(頭にかぶせていびき声が漏れないようにする)に格下げされた。野外用の『レオナルドダヴィん家』もある。
作業着
絵の具を扱うとどうしても汚れるので上からはおります。洗濯はあんまりしません。油絵をやる人の中には作業用のツナギを愛用されている人も。(単行本1巻p76)
水貼りテープ
裏に水溶性のノリがついた紙テープです。主に木製のボードに水貼りという技法で紙をぴんっと張った状態で貼り付けるときに使います。(単行本1巻p18)
上志比町
キサラギの家からキョージュの家に行くときに、電車に乗って通る駅の一つ。余談だが作者の出身地である福井県には、かつて『上志比村』があり、鉄道が通っている(えちぜん鉄道)。

登場人物

GA-1の生徒たち

キサラギ
本名 山口如月。平凡で地味でときどき天然。かわいいものが好き。絵画に対する情熱は人一倍で、入学試験直前には一日で鉛筆20本を使い切るくらいデッサンの練習をして見事合格した。いわれたことを額面通りに受け取ることが多い。運動神経には恵まれておらず、鬼ごっこではずっと鬼。炭酸入りグレープジュースで酔っぱらう。月見うどんの卵は最後につるんと丸呑みする主義。2歳上の幼なじみがGAにいる(水渕)。1巻裏表紙のカラーはYELLOW。
ノダミキ
本名 野田ミキ。ノダと呼ばれることも多い。お祭り大好きなムードメーカー。天才肌でありフィーリングだけで絵を描いていくので、課題提出は非常に速い。その一方、手が抜けるときには徹底的に手を抜いてしまう。学食で人のご飯に調味料をごっちゃまぜにするのが好き。自由奔放すぎる印象だが、時々マフィンなどのお菓子を手作りするという一面もある。姉が普通科に在籍(3巻及びTVアニメ7話にて後ろ姿で登場)。キサラギ、ノダミキ、トモカネ、キョージュ、ナミコさんの5人をクラスメートは『劇団ノダミキ』と呼ぶことがある。1巻裏表紙のカラーはORANGE。
トモカネ
本名 友兼。いまだに下の名前が出てこないレギュラー。私服だと男の子に見間違われるとのこと。何事も体力とちからワザで解決してしまう熱血系。言い換えれば、一本ネジが足りない。兄がいる。1巻裏表紙のカラーはRED。
キョージュ
本名 大道雅(おおみち みやび)。寡黙な優等生。黒が好き。ひたすらに黒が好き。動物の『声』が聞こえたり、『何か』が見えたりする。飄々としているが、他人の行動をよく見ていて、こっそり真似しようとしたりもする。ポケットにはそのまますぐに旅に出られそうなくらいに色々入っている。ナミコさんからだけ『マサ』と呼ばれている(本名の別読み)。婚約者(自宅近くの神社の息子)がいるらしいが会ったこともない。1巻裏表紙のカラーは(当然)BLACK
ナミコさん
本名 野崎奈三子。姉御肌でツッコミ役、なのだが最近はすっかりおかあさんキャラ。ノダミキと並ぶグループのおしゃれさん。5人の中では一番スタイルに恵まれている。姉はGAのOG。料理をつくると人より若干アーティスティックでテンプレート:rb(超現実主義,シュールレアリズム)なものになってしまう。5人組の中では一番誕生日が早い模様(16歳以上可の献血に5人組の中で唯一参加した)。1巻裏表紙のカラーはGREEN。
吉川
GA-1の生徒。キョージュとともに美展に入賞した実力の持ち主。作法の授業中に懐紙を使ってスケッチを始めたりと、やはり普通ではない。

教師陣

テンプレート:rb(外間巧真,ソトマ タクマ)
GA-1の担任。デザインを担当。5人組に振り回されているが、指導は的確。キサラギに次々とマグカップを割られている。コーヒーばかり飲んでいる。
笹本
美術部顧問でGA-3担任。遠目からは判りにくいぐらいだらしない格好だが、女性。ヘビースモーカーで、授業中にもニコチンを補給していることがある。通称『殿』。部室を半私物化するためだけに顧問を引き受けている。素描担当。
テンプレート:rb(宇佐美真由実,ウサミ マユミ)
GA-1副担任。経験の浅い教師(教職2年目)で、生徒の扱いに悩んでいる。少々気弱。貧血の気があり、献血を入り口で断られた。そのせいかは判らないが、栄養補助食品を愛用している。外間に気があるような描写がちらほら見られる。初めての自己紹介の時にうっかり噛んでしまい、それ以来3年生にはサメちゃん先生と呼ばれている(うさみ→ウサメ)。担当科目は絵画。
テンプレート:rb(越廼淑乃,コシノ ヨシノ)
テキスタイル・ファッション担当の教師。高齢の女性で、小柄。生徒と目線を合わせるために、椅子を不自然なまでに低くしている。授業は生徒の自由を認めているが、課題の提出に関しては極めて厳しい。他の生徒の前で厳しく講評するので『公開処刑』とまで言われている。ファッション担当だけあって最新の情報にも詳しく、雑誌などからそのままパクると一瞬で見抜いてしまう。
春江
GB(芸術科音楽)の担任の、女性教師。作法の授業にて茶道を指導することもある。

美術部の生徒たち

あーさん
本名 テンプレート:rb(芦原ちか子,あわら ちかこ)。GA-3。部長。中部弁で喋る暴走娘。七味を『ひちみ』と発音する。1年の時に部長だった野崎先輩(ナミコさんの姉?)にあこがれており、部活動にかける情熱は人一倍だが、ことごとく裏目に出て美術部の衰退を招く原因の一つとなっている。また、本人に自覚はないが学園の七不思議を作っている。美術の技能は非常に高いが、油絵だけは苦手。ある雨の日に、傘を忘れた魚住を、持ってきていた傘でなぜかポコと殴った。
魚住
FA-3(普通科特別進学クラス)。副部長。メガネの男子で、ツッコミ役。傘を忘れたときに、あーさんに傘でなぜかポコと殴られた、あーさんの言う『えらい』が『しんどい』の意味だと美術部員の中で唯一気がついた、などなど、順調にフラグだけは成立している。
保村
J-2(自動車整備科)。平部員。美術部員だがそれほど詳しくはない。惚れっぽいたち。
早苗ちゃん
素描用の等身大人形。第4の部員だが、当然の如く公式には認められていない。部員歴8年。
ぶちさん
本名 水渕。GA-3。芦原の保護者で、暴走する彼女をあしらう役目を担っている。仲は非常によい。ツッコミキャラだが、毒舌家でもある。キサラギの幼なじみで『如ちゃん』と呼んでおり、彼女がGAに進学するきっかけを作った。一人しか部員のいない『学園環境部(一言で言えば学園雑用係)』部長だったが、美術部と合併した。実はレギュラー5人と同じく第1話から登場している。
友兼(兄)
GA-2。トモカネの実の兄。トモカネの色素を薄くしたような外見をしている。身長も男子としては低め。下の名前はやはり不明。病弱、もしくは虚弱なために欠席が多く、登校しても保健室にいることがしばしば。そのため出席日数が不足がちで、内申書の上積みのために担任や保健教諭の薦めで、美術部に入部した。頭脳を使ったゲームなどは得意で、自分の手を汚さずに悪戯を仕掛ける知恵も回る。トモカネが唯一手を出すことが出来ない存在(家族にきつく禁じられている)。

解題

油彩のパレットと筆の洗い方
筆は絵の具を拭った後でクリーナーで丁寧に洗ってリンス……最初は丁寧に扱う人が多かった。パレットは、パレットの其処に何を使うか色を決めて……洗わない。溶剤使うから少し固まっても解けるし。もしくはべりべりと剥して捨てる紙製使い捨てタイプも。(単行本第2巻p52)
カドミウムイエローって
硫化カドミウムを主につかった顔料ですから有毒ですね。気をつけましょう。お仲間にカドミウムオレンジ、カドミウムレッドなど。(単行本第2巻p37)
白と白と白と白
白を混色して淡い色彩にするタイプの人はこれくらい買います。(大きいのを買わないのはアクリル系画材は固まりやすいためorホワイトも各種ありますので…)油彩だと消費はさらに激しくなりますが。これはキャンバスの下塗りを真面目にやるとそれだけで白1本消えるからです。(単行本第2巻p39)ホワイトの種類も多くて、シルバーホワイト、ジンクホワイト、チタニウムホワイトなどなど。発色は良いけど乾いた後割れ安いとか、混ぜると反応起こして色変わるとか。時と場合と懐具合によって使い分けるのがベター。
超合特装ガザイダー
画材店に売っていた木の箱に入ったなんか凄そうな画材セット、17万円もする。ウィンザー&ニュートン社のアーチストオイルカラーナイツブリッジBOXセットが大体相当すると思われます。(単行本第2巻p40)
木炭画とパン
パンで消すというが。吸いつけて薄くするとかぼかすといった用途のもの。油分の多いパンは紙に油染みがつくので安くて油分の少ないパンがベター。バターロールはわりと切ない結果になります。ちなみに耳は使えないので予めとっておいてお腹の足しにする人も。ノダはマヨネーズ、トモカネはピーナツバター派。個人的にはイチゴジャムが良い。(単行本第1巻p11)(単行本第2巻p104)
アジャストケース
本来は大きなサイズの紙などを丸めていれて保護するケース。ときおり、代わりに傘がはいっていたり、野菜が入ってたりします。担いでロケットランチャーとやってしまうのは男の子のサガ。
まっすぐに引けない
キサラギさん、定規を身体に対して横向きにして線を引こうとしているので、物凄く難易度が高いです。縦に定規を当てて上から下に線を引き、紙を回しながらというのがベターです。(単行本第2巻p83)
提出ラベル
課題につける所定の紙。クラスや名前とか、作品タイトルをいれます。……たまに剥がれてこれ誰の?とかってのも。(単行本第2巻p77ほか)
アイドマ(AIDMA)の法則
試験問題に出る。『! いじゃんコレ! うする?買っちゃう? って!お金足りない! ATMのご利用は計画的に。』の略ではない。(単行本1巻p74より)
青い鉛筆
ドイツの老舗ステッドラー社の鉛筆といえばこのブルー。書き味が良いのとなんかカッコいいので愛用する人が多いです。(単行本第1巻p.28)
オイルパステル
皆揃って出してるのはホルベインのアーチストオイルパステル。上物をつかっております。(単行本1巻p42) なお、この時一人だけ保育園児なトモカネが取り出したのはぺんてるのくれよん20色セット。税抜720円ほどの安価な画材。

メモ

二巻背表紙
ノダミキが『この本高いよ。』とのたもうているが定価819円+税であり、他のKRコミックスと同等の価格である。しかしきゆづきさとこの単行本はカラーページや表紙が非常に凝ったものなので、高く見えるのもむべなるかな。

書誌情報

まんがタイムKRコミックス

DVD

サントラ

英語版

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2006/10/20061024.html#170000
ポスターカラーを重ね塗りしてしまったり、固まってしまったり。エアブラシは高いんだよといいながらスパッタリングと。いちおう、芸術課程とった身としてはあの新しい画材や技法にわくわくした時期を思い出してしまいます。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2007/03/20070321.html#200000
アイドマが、出てくるんですが
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2008/02/20080201.html#010000
もの書きwikiのGA芸術科アートデザインクラスのとこちみっと足した。ウィンザー&ニュートンは高級なブランド。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2008/02/20080202.html#020000
あ。つかってるパステルホルベインだ。

書評

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