ARIEL

ARIEL （エリアル）

笹本祐一の長編シリーズ。ついに完結。

第36回星雲賞日本長編部門を受賞。

用語と登場人物

河合美亜

主人公その1。バイトに明け暮れる大学生。数多くの資格や特技の持ち主でARIELのメインパイロット。岸田博士の姪。

岸田絢

主人公その2。祖父の岸田博士の無茶に振り回されるとても不幸な受験生。でも、そのおかげで恋人できた……けど遠時間恋愛中。

岸田和美

主人公その3。元気いっぱい女子高生。悪友に恵まれた、絢の妹。

岸田博士

SCEBAIの所長で最高責任者。専門はサイバネティクス。神をも騙す芸術的話術を駆使し、異次元に繋がっているであろう白衣を身にまとう狂的科学者。

天野教授

SCEBAI付属病院院長。岸田博士の旧友で、医学から魔術まで様々な術を駆使する狂的医学者。

羽那らいてう

“れっど・おばば”のコールサインを持つSCEBAI警備主任。岸田博士、天野教授とは旧い仲。岸田博士の亡き妻とも親交があったらしい。研究所唯一の良心。

研究所員A

岸田博士の下で働く研究所員。研究所員Bに比べて影が薄い。

研究所員B

岸田博士の下で働く研究所員。アパッチ攻撃ヘリからハリアーII、ロケット運搬用クロウラーなど様々な移動機械を操る上、白衣で陸上自衛隊との戦闘までこなす青年。

アバルト・ハウザー

銀河帝国の零細侵略会社ゲドー社所属のA級戦艦オルクス艦長。“タレ目のタカ”といわれる切れ者だが、経理部長（と姉達）に頭が上がらない。

クレスト・セイバーハーゲン

戦いあるところ、どこからか流れるBGMと共に現れる放浪の戦士。通称“テンプレート:rb(星壊し,スターブラスト)”セイバー。一振りの刀で戦艦をぶった斬るなど、無茶苦茶強いのだが、強すぎて存在自体疑われているほど。

　

SCEBAI

“Science Chemical Electronics Biochemical Aerospace Industry”の略。国立科学研究所と訳される。富士山麓の樹海の中、自衛隊富士演習場の隣に位置する狂的科学者の巣窟。

ARIEL

SCEBAIが“イージス艦と戦車と戦闘機を1機種でまかなう”という名目の下に、原子力空母10隻分の経費を費やして勝手に作り上げた“全領域迎撃／支援”兵器。頭頂高40m、自重800tの女性型ロボット。ARIELは“All Round Intercept and Escort Lady”の略。

書誌情報

小説

ソノラマノベルス

合本再刊。書き下ろしあり。

ARIEL 01

文庫版1巻及び2巻に加筆修正。書き下ろしは、高校時代の美亜が主役の「マイナス1話　はじめて歩いた日」。表紙も高校時代の美亜。

ARIEL 02

文庫版3巻及び4巻に加筆修正。書き下ろしは、士官候補生時代のアバルト・ハウザーが主役の「マイナス2話　姫君と士官候補生」（分量は本巻収録作で最も多い）。表紙はパイロットスーツ姿の絢と和美。

本編ソノラマ文庫

全20巻。

番外編

ARIEL番外編 侵略会社の新戦艦

• bk1 - 家出艦長の里帰り

ARIEL番外編 家出艦長の里帰り

• bk1 - 家出艦長の里帰り

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/05/20050521.html#230000の前

『エリアル』のハウザー艦長は士官学校を出たエリートで、それゆえに、経験なら彼より豊富な他の連中をさしおいて、オルクス艦長である。ということが専門士官教育の重要性の話題で出ている。

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2005/05/20050523.html#210000

１巻の紹介と感想。シリーズ全体の所感「途中かなりだれるが、読めば感動だ」。

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2005/06/20050626.html

２巻まで読んで気にいって影響で星のダンスを見においでも読んだ。

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/05/20050530.html#230000

エリアルのレーザー砲は原爆カートリッジ方式。

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/07/20050716.html#160000

第36回星雲賞が決定。

資料リンク

• 笹本祐一作品資料館／エリアル

リンク

• ライトノベル一覧
• ソノラマ文庫