軌道エレベーター

軌道エレベーター space elevator

惑星などの表面から静止衛星軌道上まで伸びたエレベーターのこと。宇宙エレベーター、軌道塔などとも呼ばれる。実用化されればロケットよりも安全かつ低コストに宇宙に人や物資を運ぶことができる。

理論上はほぼ完成の域に達しているが、建造材料や建設コスト、運用に困難が予想される。

関連する用語

スカイフック

地上には設置しないタイプのもの。惑星の衛星軌道上を回っていて、先端が近くを通るころを見計らって地上からシャトルを打ち上げてドッキング。あとはスカイフックが持ち上げる。

スペースファウンテン

流体運動を利用して持ち上げる

オーピタルリング

たくさんの同一軌道の衛星間にパイプを設置、電磁的にパイプと衛星のあいだに斥力を作る。そこから軌道エレベーターを降ろすと低軌道で赤道上にとらわれない。

作品での活用法

• 建設に関するコストや政治的なものなどもろもろ問題を克服する
• テロの標的として。脆弱で目立つので効果高い。
• 技術力や経済繁栄の証として。廃墟なら「かつての栄光の証」もしくは「軌道エレベータさえ時代遅れになる超技術を有する証」となる。
• 地上の文明が衰退し、軌道エレベーターを「天の階」、軌道上に住み地上を訪問する人を「天使」とみなす

関連する書籍

小説

• 楽園の泉
• 星ぼしに架ける橋
• ザ・ジャグル

漫画

• 超人ロック　冬の虹
• 銃夢
• 真珠たち
• 混淆世界ボルドー

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/08/20050816.html#160000 前後

リニアカタパルトよりも軌道エレベーターのほうが実現性がある、という理由

http://sci-tech.cre.jp/irc/2008/05/20080502.html#180000

『宇宙旅行はエレベーターで』感想。現在の検討では、赤道直下に作る必要はないようです。

資料リンク

読書案内:軌道エレベータ

軌道塔あんぎゃ

古今東西のフィクション・ノンフィクションに登場する軌道塔解説

軌道エレベータ展望

リンク

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