地獄少女 第一章(ドラマ版DVD)

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地獄少女』第一章(ドラマ版DVD)

ドラマ版『地獄少女』は、2006年から2007年にかけて、日本テレビ静岡第一テレビで、深夜枠放映された、関東、静岡のローカル番組。マルチメディア展開された「地獄少女」コンテンツ群の1タイトル。

『地獄少女』第一章は、ドラマ版のDVD、第一巻。


販売元=バップ

原作
地獄少女プロジェクト(原案=わたなべ ひろし
企画制作
日本テレビ
製作協力
泉放送制作
製作著作
D.N.ドリームパートナーズ、VAP

概要

TVドラマ版の第一話〜第三話が、採録されている。

用語や登場人物

地獄少女
地獄通信にアクセスできた人物の前に姿を現す謎の少女と、噂されている。
地獄通信
誰かに強い恨みの念を抱いている人物だけが、インターネットで、深夜0時ちょうどにアクセスできるコンテンツ。
依頼したい人物がネットでアクセスできると、通例、まず、モニター画面の中ほどに、小さな人魂のような炎の画像が灯って消える。そして、画面は、“あなたの恨み、晴らします”と書かれた下に、恨む相手の氏名を書き込み、送信するためのフレームと送信ボタンとが1つずつ用意された、シンプルな画面になる。
ドラマ版では、毎回番組冒頭、タイトル画面の直前に、地獄通信の画面をメインにした画像に、斧アツシによる、次のようなナレーションが被せられる。

深夜0時にアクセスできる「地獄通信」。ここに晴らせぬ恨みを書き込むと、地獄少女が顕われて、憎い相手を地獄に落としてあげる。子供たちの間で広まった都市伝説のような噂は、実は本当だった。

第一話「ひび割れた時間」

宮崎優(尾高杏奈)
希望する大学への推薦入学が決まった女子高生。母子家庭で育った。同級生の遠藤里奈と彼女の仲間に、苛めと恐喝を繰り返されている。苛めの途中、「悔しかったら地獄少女でも呼べば?」と嘲られ、帰宅後、地獄通信へのアクセスに成功。この時、深夜0時にだけアクセスできるとの噂を知らなかったか、あまり厳密には考えていなかった様子。初めてアクセスした時は、いったん、「遠藤里奈」の名前を入力するが、送信ボタンは押さずにアクセスを切る。
その後も恐喝を重ねられるユウは、地獄通信のページから依頼を送信。直後に携帯あてに「受け取りました」のメールが届く。
さらに恐喝を繰り返されたユウは、夜の車道で転び、走って来る軽トラックに警笛を鳴らされるが、あえて起き上がろうとせず、その場にうずくまる。その前に閻魔あいが忽然と姿を顕し、優は“夕暮れの里”の大樹の前に引き込まれる。
“夕暮れの里”で閻魔あいから藁人形を受け取る優は、その場で紐を解きそうになるが、押しとどめる感じで、地獄流しの代償(人を呪わば穴二つ)について聞かされ、自分の身体が炎に包まれる幻想を疑似体験させられる。夜の道端で気を取り戻す優は、風の中に「あとは、あなたの決めることよ」と、あいの声を聞き、手元の藁人形を見つめる。さらに後、遠藤里奈の苛めの動機が、宮崎優の志望校推薦を取り消させるため、と知ると、藁人形の紐を解く。
遠藤里奈(近野成美)
宮崎優の同級生。取り巻きの少女たちと共に、優に苛めと恐喝を繰り返す。
宮崎優が、藁人形の紐を解いた後、取り巻きと校舎内を歩いている内に、仕置きの空間に引き込まれる。仕置きを受けた後、三途の川の渡し舟の上で気づく里奈は「ここはどこ? 私をどこに連れて行くつもり? ちょっと、答えなよ!!」とあいに訊くが「あなたはもう、死んでいるのよ」と、だけ応えられる。
閻魔あい(岩田さゆり)
作中には、地獄通信にアクセスした優の様子を、部屋の外の空中に浮遊しながらうかがっている場面が初登場。
後、軽トラックの前にあえてうずくまる宮崎優の前に、初めて姿を顕すと、優を“夕暮れの里”に引き込み、契約の証、藁人形を手渡す。
  • 第二話「箱の中の少年」では、“閻魔あいの家”の縁側で独り綾取りをしている場面が初登場。このショットは、水島大地が地獄通信にアクセスするシーンの直前。
骨女(杉本彩)
閻魔あいにつきしたがう3体の妖怪の1体。第一話作中には、アルバイトをしていたことを学校にバラすと脅された優が、里奈たちに万引きを強要され、失敗する場面で、店に居合わせた客を装って初登場。優の様子をうかがっていたらしい。
  • 第二話「箱の中の少年」では、篠田誠が支社長をしているオフィスのOLとして登場。
  • 第三話「嬰児の夢」では、篠田誠を“仕置き”の空間に引き込む際に、顔面の半分が髑髏に変じる様子が描かれる。“仕置き”の場面では女医の役で登場。
輪入道(小倉久寛)
閻魔あいにつきしたがう3体の妖怪の1体。作中には、優と里奈が通う高校の校務員として庭仕事をしながら、2人の様子をうかがう場面で初登場。
  • 第二話「箱の中の少年」では、輪入道の人間体は“仕置き”の場面で初登場(藁人形が飛び去るシーンのセリフは輪入道の声)。
  • 第三話「嬰児の夢」では、鶴田笙子が家族連れの鳥海誠一を目撃するショッピングモールの従業員を装って登場。
    第三話では、“夕暮れの里”で、輪入道が人間体から藁人形に化身する様子も描かれる。また、“仕置き”の場面で骨女の助手役でも登場。
一目連(加藤和樹)
閻魔あいにつきしたがう3体の妖怪の1体。作中には、リナとその仲間に、逆ナンパを強要された優を救うようにして、夜の繁華街の場面に初登場。直後のシーンでは、骨女に「だめじゃないか。手出しは禁じられてるはずだろう」と、言われ「まぁ、そう硬いこと言うなって」と応じる。「相変わらず、女にゃ甘いなぁ」と、輪入道。
  • 第二話「箱の中の少年」では、篠田誠が支社長としているオフィスの社員として登場。また、壁面に顕われる巨大な一つ目の姿も見せる。
  • 第三話「嬰児の夢」では、“夕暮れの里”の場面で、他の2体の妖怪と共に地獄少女に付き従って初登場。“仕置き”の場面では、骨女の助手役として登場。
“夕暮れの里”
地獄少女が、時として依頼人を引き込む異空間。作中の人間世界から何時移行しても常に夕暮れ時。アニメ版では湖畔にある依頼人との面会場所は、ドラマ版でも背景に雑木林が小さく写る草地に立つ一本の大樹の傍といったロケーション。
“夕暮れの里”と言う言葉は、ドラマ版の作中では用いられていない。アニメ版を参照すると“閻魔あい”の家がある空間も“夕暮れの里”かと思えるが、ドラマ版では、アニメ版以上に2種の空間の間の連想は弱い。
藁人形(契約の証)
地獄少女が、依頼人に手渡す藁人形のこと。手渡すと、通例、藁人形が「契約の証」で、ほんとうに恨みを晴らしたければ首に巻かれた赤い紐(作中では「赤い糸」と言われる)を解けばいい、と伝える。「糸を解けば、恨みの相手は、速やかに地獄に流されるわ」。
  • 作中のセリフなどには無いが、手渡された藁人形は、いわば“仮契約の証”とみなすと理解しやすいだろう。
  • 藁人形が、閻魔あいに従者のようにつき従う輪入道の化身であることは、各エピソードを観ていると自然にわかる描写がされていく。
地獄流し
依頼人が藁人形の紐を解くと、人形は宙に飛び立つなどをしながら「恨み、聞き届けたり」という声を虚空に響かせ、去っていく。
地獄流しが実行させれる場合、通例、ターゲットのキャラは、まず、どことも知れない場所で、バーチャル・リアリティ体験のようにして三妖怪にいたぶられる“仕置き”を加えられる。そして、仕置きの終盤に閻魔あいが、毎回同じセリフで迫ると、場面は、三途の川を思わせるもやに包まれた川の場面に転換。ターゲット・キャラは、あいが艪を漕ぐ小舟に乗せられたまま、川中にそびえる大鳥居をくぐっていく。この時あいの声で「この恨み、地獄に流します」とモノローグが被さる描写が、定型。
各エピソードの断片的な描写を総合すると「地獄流し」にされた人間は、現実世界では、突然の失踪として扱われる。例えば、後から遺体が発見される、などの描写はみられない。
「人を呪わば穴二つ」
地獄流しの依頼では、依頼人に代償が課せられる。「人を呪わば穴二つ」。つまり、依頼をした者も、死後に魂が地獄に墜ちることが宿命づけられる。
「いっぺん、しんでみる?」
閻魔あいが口にする定型セリフの内、視聴者に広く知られたもの。作品外の関連商品で、Tシャツに使われたり、扇子に使われたりした。
ドラマ版でのセリフも、アニメ版でのものと同じ。このセリフが、地獄流しにされるターゲット・キャラに、閻魔あいが“仕置き”場面のクライマックス(“三途の川”場面に転じる直前)で聞かれるのもアニメ版と同様。
セリフの全体は、次のよう。
「やみにまどいしあわれなかげよ ひとをきずつけおとしめて つみにけがれし ごうのたま いっぺん しんでみる?」
(闇に惑いし哀れな影よ。人を傷つけ貶めて。罪に溺れし業の魂。いっぺん、死んでみる?)
“閻魔あいの家”
閻魔あいが、おばあちゃんと呼ぶ謎のキャラクターと、一緒に暮らす藁葺き屋根の一軒家。外見は、古びた民家に見える。辺りは、常に夕暮れ時であることから“夕暮れの里”にある、とは思われる。
家から遠くない場所に、あいが、地獄流しに出陣する前などに沐浴する川があるようだが、家と川との位置関係は、ドラマ版では定かでない。
おばあちゃん(声優=松島栄利子
閻魔あいが「おばあちゃん」と呼ぶキャラクター。ドラマ版の初登場は、第一話「ひび割れた時間」だが、この時は、沐浴をしているあいにかけられる「あい、長襦袢を置いておくよ」というセリフのみで登場(障子越しのシルエットですらない)。
  • 第二話「箱の中の少年」では、篠田誠からの依頼メールが届くシーンで、障子越しに登場「あいや、あい、届いているよ」と呼びかけ、あいが「今行くよ。おばあちゃん」と応える。
  • 第三話「嬰児の夢」の冒頭シーンで、おばあちゃんは、障子越しに「あい、あい、眠っているのかい?」と聞くと、障子を引き、寝ているあいの様子をみて「おやおや、まるで赤ん坊だねぇ」と言うが、シルエットと声のみで本人の姿は映されない。
「契約の刻印」
正式な地獄流しの依頼をして、聞き届けられた人物が、死後に魂が地獄に堕ちることを証す刻印。ターゲットが流された後、体のどこか比較的目立たない部位(多くの場合、胸元)に、小さな刻印が刻まれる。デザイン化された火焔が、太線の円に囲まれ、上部だけが円を押しのけて上方に突き出たような紋様。
ドラマ版では、第一話「ひび割れた時間」のエピローグ相当場面の序盤で、依頼人になった宮崎優が確認するカットが初出になる。(第一話では、障子越しのシルエット登場は無い)

第二話「箱の中の少年」

水島綾香(大西麻恵)
父親(水島浩介)の自殺の原因が、勤務先の労務状況にあると信じ、上司(支社長)の篠田誠を問い詰める。
篠田誠(神保悟志)
部下だった水島浩介の自殺の原因を水島綾香に問い詰められると、引き籠り状態の息子、水島大地が原因、と答える。
一目連曰く、外資系のシンクタンクから引き抜かれた「やり手」。今勤める会社の社内改革のため、引き抜かれたらしい。
水島綾香から、サービス残業の証拠を突きつけられると、暴力団らしき相手に依頼し、綾香を襲撃させる。
地獄流しの正式依頼がされた直後、退社して帰宅途中だった篠田は、はっと気づくと、オフィスの廊下を歩いている。死んだはずの水島浩介に脅かされるが、これは一目連の化身らしい(?)。輪入道に「これまでの悪行を侘びる気になったかい?」と訊かれるが、非を認めようとせず、閻魔あいから「闇に惑いし哀れな影よ〜」と言い渡される。
三途の川の渡し舟の上で気づく篠田誠は、「おい、ここはどこだ?? 戻せ。俺は忙しいんだよ。やらなきゃいけない仕事があるんだ」と言うが、あいに「仕事なら、好きなだけさせてあげる。終わらない仕事を、永久に、休みなく」と応えられる。
水島大地(落合扶樹)
第二話「箱の中の少年」の、物語の今、時点では、既に自殺した後。ドラマには主に回想場面で登場。
水島浩介(松澤一之)
引き籠り状態の少年。定かではないが、あるいは高校生か??
自宅に訪れた篠田誠が帰った後、自室で地獄通信にアクセス。躊躇わず「篠田誠」の名を入力し、送信。直後に、「受け取りました」の携帯メールを受け取り、ほぼ同時に、閻魔あいが忽然と部屋に現われ、藁人形を差し出す。
父親の死後、遺品からマンガ喫茶の会員券を見つけ、自殺の背景を調べる。サービス残業の証拠を姉に託すと、父親がパソコンでつけていた日記を見つけ、読む。姉がチンピラに襲撃された、と知らされ、直接、篠田誠に抗議に行くが、逆に殴り倒され、ののしられる。浩介は、篠田が立ち去った直後、藁人形の紐を解く。

第三話「嬰児の夢」

鶴田笙子(鈴木早智子)
ドラマ冒頭で、産婦人科で妊娠を告げられ、出産するか中絶するかの選択を急がされる女性。続くオフィスの場面で、それなりに勤め上げた独身ワーキング・ウーマンであることが描かれる。さらに続く場面で、上司の妻子もちの課長と不倫をしている様子が描かれる。鳥海課長に、妊娠を告げ「今度は産みたい」と言う笙子だが、「我慢してくれ」と応えられる。
鳥海誠一が帰った後、鶴田笙子は自宅のパソコンで、地獄通信のアクセスに成功。「鳥海真里」の名を入力し、送信ボタンを押そうとするが、モニター画面に、セーラー服姿の閻魔あいが映り、鶴田笙子は背後を振り返る。しかし、そこには誰もいない。
鶴田笙子は中絶手術を受ける。その後、家族連れの鳥海誠一を偶然見かけ、妻の真里が妊娠していることを知る。体調を崩し、医院にかかる鶴田は、妊娠能力の喪失を告げられる。一晩入院する医院から、鳥海家に電話をかけ、鳥海真里と会話。自分が鳥海誠一に騙されていた、との確信を得る。
自宅に戻った後、鶴田笙子は、深夜に地獄通信にアクセス「鳥海誠一」の名を入力して送信。しかし、直後に「馬鹿みたい。何やってんのよあたし」と言うと、浴室でリストカットの自殺を図る。鶴田笙子は、そのまま“夕暮れの里”に引き込まれ、骨女に止血されると、地獄少女から輪入道が化身した藁人形を手渡される。
由香(平田裕香)
オフィスの場面に登場する、鶴田笙子の後輩社員。「鳥海課長(鳥海誠一)かっこいい」と言い、別の女子社員に「課長の奥さん恐妻らしいよ」と言われると「今度、地獄通信に奥さんの名前、書き込んじゃうおっかな」と言う。会話は「やだ、由香ちゃん、そんなの信じてたの??」「冗談ですよ」と続くが、このやりとりを、鶴田笙子は仕事をしながら聞いている。
鳥海誠一(津田寛治)
鶴田笙子と不倫関係にある上司で妻子もち。女の敵としか言いようのない無責任な好色漢として描かれる。
深夜のオフィスから鶴田笙子に電話し、あまりに見え透いた口先だけの言葉を並べているる内に、地獄流しの正式依頼をされる。女子社員に化けた骨女がオフィスに現れ、首を絞められて昏倒。気づくと“仕置き”のシーンになり、骨女らから、麻酔を打たずに中絶手術をパロディ化したような手術をされる。さらに臨月のように腹が膨らんだところに、閻魔あいが現れ「助けてくれ」と何度も頼むが、「闇に惑いし哀れな影よ〜」と言い渡される。
三途の川の渡し舟の上で気づく鳥海は、櫓を漕ぐ閻魔あいに「助けて」と手を差し伸べたところで、腹痛を訴えかがみ込む。そのまま舟は霧の内の大鳥居をくぐっていく。
鳥海真里(星ようこ)
鳥海誠一の妻。
柴田つぐみ(入江紗綾)
第三話「嬰児の夢」では、地獄流しの三途の川場面が終了した後、契約の刻印を得た鶴田笙子が水子供養をしている情景、その様子を閻魔あいと三妖怪が見つめているシーンに移る。さらに次のシーンが、エピソードのオーラス場面になるが、ここで、遮断機が降りて警報のなる踏み切りの両側で、柴田つぐみと閻魔あいとが見詰め合う様子が描かれる。
用語
解説

関連する用語

Dream Catcher
  • 「Dream Catcher」
    『地獄少女』主題歌(ドラマ版の構成フォーマットでは、「主題歌」は、毎回のエピソードが終了した直後に挿入される)
スタッフ
  • 原作=地獄少女プロジェクト(原案=わたなべひろし
  • プロデューサー=高橋秀明(日本テレビ)、佐藤禎剛(泉放送制作)、金子与志一(泉放送制作)
  • 企画制作=日本テレビ
  • 製作協力=泉放送制作
  • 製作著作=D.N.ドリームパートナーズ、VAP
  • 製作担当=大内裕
  • 監督=長沼誠(日本テレビ)、高橋秀明(日本テレビ)、金子与志一(泉放送制作)
  • 撮影=滝彰志、白田龍夫
  • VE(ビデオエンジニア)=藤本伊知郎、岡村亮
  • 編集=清水正彦
  • ライン編集=稲岡靖
  • 脚本=森山あけみ、山川智子、最合のぼる、佐藤久美子
キャスト
  • 閻魔あい=岩田さゆり
  • 一目連=加藤和樹
  • 骨女=杉本彩
  • 輪入道=小倉久寛
  • 黄昏の園の老婆=松島栄利子(声のみ)
  • 柴田一=西村和彦
  • 柴田つぐみ=入江紗綾(幼少期=星ひなの)
  • 柴田あゆみ=大塚ちか
  • 稲垣隆史=金山一彦
  • マスター(西)=田中要次
  • 大滝警部=渡辺哲
  • オープニングナレーション=斧アツシ

メモ

閻魔あいの能力
  • 空中浮遊(第一話)
  • 依頼人の身辺に忽然と姿を顕し、忽然と消える。(第一話、第二話、第三話)
  • 依頼人を異界(夕暮れの里)に引き込む。(第一話、第三話)
  • 依頼人に地獄の様子を疑似体験させる幻覚を感知させる。(第二話)
  • 依頼人を自分と共に、擬似瞬間移動させる能力。(第一話)
  • 鏡やガラスのような面に虚像のみを顕し、鏡面類の“向こう”から実体空間の様子を感知できる(らしい)能力。(第三話、ただし演出的に不確定で)
観どころ
  • 各エピソードの冒頭に置かれるイメージ画面(斧アツシのナレーションが被せられるパート)。
    • 主に、地獄通信の画面で構成させてれく画像は、ちょっとシャレてる。
    • イメージ画像の終盤、人魂のような炎が、ゆっくり地獄通信の紋章に変じてくCG画像から、紋章が閻魔あいの瞳の中に消えていくように被さっていくCG合成のとこまでの流れがいい。
  • ED画像
    • 蝶の扱いと、デザイン化された植物のシルエット処理が、画面のパンとの連動演習でうまい。
    • 和服姿のあいが、裾の方から散っていく花柄に包まれていき、最終的には蝶の群れになって飛び散るCG処理がいい。
  • 第一話「ひび割れた時間」
    • 依頼人宮崎優の母親(宮崎佳代)役が麻丘めぐみ。
    • 夕暮れの里で、藁人形を渡された宮崎優が、全身を炎の包まれる幻覚を体験する場面。さすがに、一瞬ギョッとする。
  • 第二話「箱の中の少年」
    • “仕置き”のシーンで、加藤和樹演じる一目連(人間体)が、ターゲットを蔑むような嘲るような演技をみせる。この演技は、アニメ版とはキャラクター性が違う感じだけど、こっちはこっちで結構いい。
  • 第三話「嬰児の夢」
    • 輪入道が藁人形に化身する場面のCGは面白い。砂礫のように変じて、藁人形の形をとる。
    • 屋内で紐を解かれた藁人形が、室内なのに風に吹かれる砂礫のように、飛び散っていくCG演出が面白い。
      (砂礫のように飛び散っていくCG演出は、第一話にも観られたけれど、こっちは、四散していくような感じで印象が弱かった)
    • 杉本彩が演じる骨女の演技。特に、ターゲットキャラを“仕置き”空間に引き込む直前の首を締め上げる場面。ここは、首を絞める骨女の顔面が、反面髑髏に変じるCG合成も演技とシンクロしていい感じ。続く“仕置き”でも、杉本彩ノリノリ(笑)。
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