サイバーパンク

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サイバーパンク Cyberpunk

サイエンス・フィクションのサブジャンルの一つ。おおむね、ハードボイルドの形式で書かれた、近未来ディストピア小説とその運動。

技術の進歩が約束する明るい未来という従来のサイエンス・フィクションへのアンチテーゼ的な、現在の社会的不満や未来への不安を誇張し拡大した近未来像を特徴とする。

サイバーパンクには一定の中心テーマがくり返し現れる。肉体の侵略というテーマだ。人工四肢、移植回路、美容整形手術、遺伝子改造。さらに強力なテーマが精神の侵略だ。頭脳=コンピュータ・インターフェース、人工知能、神経科学──人間性を、自己の性質を根元から定義しなおす技術だ。

──ブルース・スターリング編、『ミラーシェード』序文、1986。(翻訳 小川隆1988)

類語
ラディカルハードSF。アウトロー・テクノロジスト。80年代ニューウェーブ

用語

ミラーシェード
表面の偏光処理によって透過光を制限するクロームカラーのサングラス。あるいはそういう偏光処理。
サイバーパンクにおける基本的ギミックの一つであり、すでにサイバーパンクをあらわすシンボルでもある。
サイボーグ
身体に人工四肢を埋め込み、または入れ替えること。またそのようにした動物(一般的には人間)。電気的処理の可能な四肢であることが一般的。
インプラント
サイボーグ化するにあたり埋め込む機材の総称。元は義歯などを差す名詞。
ワイヤード
神経系とコンピュータの直接的なインターフェースで有線接続すること、またそうした者。結線、あるいは、「結線された〜」。別の用法として,サイボーグ化した人間を指す場合もある。アニメserial experiments lainではサイバースペースを表す単語として扱われる。
サイバースペース(ワールド)
コンピュータネットワーク。電脳世界とも。サイバーパンク世界は,コンピュータネットワークが高度に発達した世界として描写される事が多く,しばしば小説の舞台として使われる。
強化現実
現実に電脳世界を投影し、融合させて知覚する概念。またその技術分野の総称。

書籍紹介

ニューロマンサー
ウィリアム・ギブスン著の長編。続編に『カウント・ゼロ』、『モナリザ・オーヴァドライヴ』があり、『ニューロマンサー三部作』と呼ばれる。
ミラーシェード
ブルース・スターリング編のサイバーパンクアンソロジー。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか
フィリップ・K・ディック著の長編。『ブレードランナー』というタイトルで映画化された。
クローム襲撃
ウィリアム・ギブスン著の短編集。収録されている短編『記憶屋ジョニィ』は『JM』というタイトルで映画化された。
ハードワイヤード
ウォルター・ジョン・ウィリアムズ著の長編。
ライトジーンの遺産
神林長平著の長編。
ヴァーチャル・ライト
ウィリアム・ギブスン著の長編。『あいどる』、『フューチャーマチック』と併せて三部作となる。
スキズマトリックス
ブルース・スターリング著の長編。

話題まとめ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/11/20051117.html#180000
脳内電脳チップによる、コロニー居住者たちの環境情報の統合の話題。

資料リンク

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