エミール・バンヴェニスト

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エミール・バンヴェニスト(Emile Benveniste[編集]

(“Emile”の“E”は、本来は、アクセント記号の付いたE)

フランスの言語学者。ユダヤ系で、シリアのアレッポ生まれ。1902年〜1976年。

若き日にシルヴァン・レヴィに見出され、アントワーヌ・メイエに紹介されて言語学の道に進んだ。

古代イラン系言語の歴史言語学、及びイラン学、比較言語学、一般言語学の分野で大きな影響力を残す研究をなした。

主著、『一般言語学の諸問題』、『インド=ヨーロッパ諸制度語彙集』、他。


ラビを目指し、パリでユダヤ教神学校に入学。この神学校で講義をしていたインド学の大家シルヴァン・レヴィに見出される。コレージュ・ド・フランスの教授だったレヴィは、バンヴェニストを同僚のメイエに紹介した。

レヴィに、印欧語系統の比較言語学研究に進むよう要請したのは、メイエだった、と伝えらている。

メイエは、ロベール・ゴーティオが生前着手したが、第1次大戦で戦死したため中断していたソグド語(古代イラン系言語の1つ)の解読作業をレヴィに委ねた。20歳でソグド語資料の解読に着手したバンヴェニストは、1926年〜1928年にかけて、この解読を完了させた(『因果経』)。

メイエは、また自著『古ペルシア語文法』の改訂作業も、バンヴェニストに委ね、改訂版はメイエ、バンヴェニストの共著とされるに到った。

バンヴェニストは、25歳で高等研究院比較言語学講座の担当をメイエから引継ぎ、35歳で、コレージュ・ド・フランスの比較言語学講座を、やはりメイエから後継した。

一般言語学の分野では、ソシュール理論(の静態論的理解)に批判を加えたが、パンヴェニストの批判は、『一般言語学講義』以前のソシュールの言語思想再確認を刺激する結果になった。

関連人物や用語[編集]

関連人物[編集]

シルヴァン・レヴィ
フランスの東洋学者、インド学者。サンスクリット、トカラ語などを研究。1863年〜1935年。
アントワーヌ・メイエ
フランスの言語学者。歴史言語学、比較言語学の分野で業績を挙げた。社会的事実としての言語の制度論を深めた。パリの高等研究学院の比較言語学講座担当はソシュールの後任だった。1866年〜1936年。
ロベール・ゴーティオ
フェルディナン・ド・ソシュール
スイス人の言語学者、一般言語学の提唱、現代的な言語記号論の創唱で知られる。バンヴェニストが就任したパリの高等研究学院の比較言語学講座担当は、メイエの前任者だった。1857年〜1913年。

関連用語[編集]

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