さよならペンギン

「あの恐ろしいT-34/76戦車でさえも」

　そう言われても、分からない人にはサッパリ分からない。でも、なんだかすごいことなんだということは分かる戦闘シーン。南部とフンボルトペンギンの間に流れるほやほやまったりした時間が、ふいに訪れる原初的な恐怖によって破られる瞬間が見もの。

　読後感は、そう。……ペンギン飼いたい。

　

著

大西科学

用語や登場人物

・南部

あり得ない確率で生き残っているテンプレート:rb(観測者,オブザーバー)

・ペンダン

南部の延長体。普段はフンボルトペンギンの格好をしているが、「裏返る」と、ロリ少女に変身する。

・谷一恵

女性

・確率

過去と未来とのいちじるしい非対称

・女性

南部にとって、いくら歳を重ねてもわからないものの一つ

・テンプレート:rb(延長体,エクステンション)

宿主の記憶

・自意識

脳の中で起きることを再解釈し、物語としてまとめあげる力を持つ何か

メモ

• 常野物語を思い出す

書誌情報

ハヤカワ書房

さよならペンギン

• bk1 - さよならペンギン

資料リンク

• フンボルトペンギンと会える水族館
• ソビエト中戦車Ｔ−３４／７６（Ｃ型）
• T-34：戦車と戦車兵 アレクセイ・イサエフ
• さよならペンギン

リンク

• ライトノベル一覧