「戦艦大和欧州激闘録」の版間の差分

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史実のヨーロッパの戦艦+αを、日米合同で鬼のように強化された大和がタコ殴りにする[[架空戦記]]。
 
史実のヨーロッパの戦艦+αを、日米合同で鬼のように強化された大和がタコ殴りにする[[架空戦記]]。
  

2017年4月16日 (日) 03:39時点における最新版

史実のヨーロッパの戦艦+αを、日米合同で鬼のように強化された大和がタコ殴りにする架空戦記

メモ

  • 強化のディテールは楽しいがドラマが弱い。

書誌情報

銀河出版 Ginga‐novels

戦艦大和欧州激闘録 鋼鉄の破壊神

日米英から成る連合軍が、ドイツを筆頭とする枢軸国に宣戦を布告! 米英との共同作戦のため、アデン湾に派遣された戦艦大和。そこで惨憺たる損害を被った彼女の運命を一変させたのは、合衆国海軍による改装の申し出だった−。

戦艦大和欧州激闘録 戦艦大和地中海決戦録

1950年欧州。世界は再び戦火を欲していた。南北に分断されたイタリアをめぐる情勢が世界各国に混乱を呼ぶ。それは大日本帝国と、同盟国であるアメリカも例外ではなかった。最新技術で改装された戦艦大和に勝機はあるのか?

話題まとめ

良かったこと

  • 架空戦記の中でも、大和がイタリアのヴェネト級戦艦2隻に、いいようにあしらわれて負けるのは新しいうえにリアリティがある。
  • 屈辱感あふれる負け戦があるので「アメリカの力を借りてでも最強になってやる」という展開が実に『心情的に』無理のない話になっている
  • 大和のダメコンや、電装系を改造したり良くしたりする部分での描写はすごくまっとう

他山の石

  • 私は知らないわけじゃないんですよ、ということを触れまくってしまう
  • 知識があるから、嘘になりそうな事を書けなくて展開を縛っている
  • 戦艦の熱い戦いを書くはずなのに、戦艦なんかに意味はありませんなんて作中人物に言わせてしまう
  • 肝心の、屈辱の負け戦が書いてある章がない
  • 最初に最後の戦いの勝ち戦直前を出してしまうことで、緊張感も盛りあがりも失われてしまう
  • ドラマの元である、対立の種をあっさり数行で解決したことにして流してしまう
  • 敵を強そうに見せるための演出を避けているようにみえる

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/06/20050624.html#190000前後
肝心の、屈辱の負け戦が書いてある章がない、敵討ちの場面しかない忠臣蔵。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/06/20050625.html#230000
イタリアの戦艦って、そんなに強かったっけ? 実際の大和もダメージコントロールには難があった。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/06/20050626.html
負けて負けて立ち直る以前の、ぼろぼろになるシーンは大切です。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/07/20050711.html#090000
感想。いろいろともったいない。ドラマ的にはロシアの艦長が主役だったと思う。

銅大の読書日記

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