スーパー編集長のシステム小説術
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才能なんていらない! スーパー編集長のシステム小説術
エンターテイメント小説の書き方についての本。元小説新潮の編集長が、小説講座で教えた経験も踏まえて書いたもの。
- 著
- 校條剛
用語や登場人物
- 用語や人名
- 解説
メモ
- スティーヴン・キング小説作法、アメリカ探偵作家クラブのミステリーの書き方、キャラクター小説の作り方、あたりからの話をあれこれとまとめたようなもん
- 基本的に話の枠組み作りなどは良くあるものですが、実際に書くに当たって停滞したときにどうするかとかは、編集者的でもあるアドバイスな気がした
- そんなにぱっとしないけど、まとまってはいるので、この手のを読んだことがなければいいのかも
- システム小説術というのは、なんつかスキルで書くとか、書ける条件をととのえるとか、そういう方向の切り口のようですが、その点ではライフハック系のような切れ味はない
- 編集者的にツッコミを入れるだろうというあたりの、細かいノウハウには見るべきものも
- 時代小説の会話はおきまりの用語を用いてそれっぽくしているだけだとか
- 衣服の描写などは、てんこ盛りにするのではなく、その場面の雰囲気を出すために必要な最小限にするという手もあるとか。そーすればあまり知らなくても、書かないで済むというのもある。さらに雰囲気を強く読者に印象づけて、「人物を立ち上がらせる」こともできると司馬遼太郎の例をあげてます。
- 会話の書き方。交互に語って解説するようなのは、一つの筋書きを二人で朗読しているようなものだ。意外性も対立もない。
- 良くあるようなストーリーに変格の設定を持ち込んだ「人工的な」小説で目立った方が良いとかもある。ただし、そういう状況ってのは、先行作品があって有名だったりすると、似ているという印象を持たれやすい
- 「特殊な状況」が似ていすぎるとぱくりに見える。骨格が似てるのはそう見えない。という話のように読みました。
- 黄金のパターンは、やいのやいのいわれるかも知れんが外野を気にしないで使っちゃえ
書誌情報
話題まとめ
チャットログ
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2009/04/20090424.html#200000
- 編集者的にツッコミを入れるだろうというあたりの、細かいノウハウには見るべきものもある
書評
- 見つけたら入れてね