「プロット」の版間の差分

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物語類の実作では、物語の構想。見取り図、設計、計画、筋立て。ただし、「物語の構想」、「(物語)の見取り図」を意味して「[[ストーリー]]」が用いられることも少なくない。
 
物語類の実作では、物語の構想。見取り図、設計、計画、筋立て。ただし、「物語の構想」、「(物語)の見取り図」を意味して「[[ストーリー]]」が用いられることも少なくない。
  

2017年4月16日 (日) 03:20時点における最新版

物語類の実作では、物語の構想。見取り図、設計、計画、筋立て。ただし、「物語の構想」、「(物語)の見取り図」を意味して「ストーリー」が用いられることも少なくない。

読者にとっては、物語のテキスト的構成。

一般に、「『ストーリー』と『プロット』の区別」は、曖昧にしか意識されないことが目立つ。「プロット」の一般的用法は、しいて言えば「粗筋」「大筋」「筋立て」などが意味されることが多い。
(慣例的には、「ストーリー」が「話」と訳されるのに対し、「プロット」の訳語としては「筋」が用いられることが多い)

「プロット」の意味を詳細化した用例には、「単に作品内で語られた出来事の連鎖を整理するだけでなく、『出来事に関わるキャラクターの動機』も組み込んだ整理」を意味するものもある。
E.M.フォスターの用例が有名(フォスター『小説とは何か』など)。ただし、フォスターが唱えたセオリーは、現在ではやや古びている、と評価されることも多い。

関連する用語

箱書き
プロット整理の一手法

メモ

  • 組み立てのあらすじなんてのは、プロットを考える上では最後に出てくるものに過ぎない。ここが面白いのだとか、ここで楽しんでもらいたいとか、そういう「読者の感情をどう動かしたいのか」みたいなのが見えないまま、定型にそって事件を並べても、散漫なものになりがちです。

ノウハウ

プロットとは

  • 「プロット」は、必ずしも物語内の時系列にそった順番で展開されるとは限らない。
  • 実作において、シノプシスを含むこともあるが、物語のより細かい展開や、実際の話に書かれない部分まで含めた事件の全貌などについての分析も含める。
  • ストーリーと対比して用いられる場合、物語内の時系列に沿って構成されたものを「ストーリー」、効果的な叙述のために適切に順番を並べ替えるなどして再構成されたものがプロット、と呼ばれる。
  • 読解の方では、「物語テキストで描かれた出来事を、物語内の時系列に沿って再構成したもの」がストーリーになる。(物語によっては、「物語内時系列が不明、あるいは決定不能」という部分が生じるもの、矛盾が仕組まれたものもあることに注意)

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2008/05/20080515.html#150000
プロット無い方が個人的にはサクサクと書ける気がするんですよね。プロットあったほうが、しっかりしたものがかけるけど書いててつまらない部分が多い。組み立てのあらすじなんてのは、プロットを考える上では最後に出てくるものに過ぎない。

blog記事

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