「薔薇の女」の版間の差分

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2017年4月16日 (日) 01:16時点における最新版

笠井 潔

『薔薇の女』は、笠井潔氏による、矢吹駆連作の第3作。

作品構成
(創元推理文庫版、1996年刊の文庫版に準拠)
  • 序章 ルアーブルの女
  • 第一章 戦慄の血文字
  • 第二章 狂気の薔薇
  • 第三章 肉人形の祭壇
  • 第四章 宿命の双生児
  • 終章 ワルシャワの女
    • 第一章〜第四章は、物語内の今の日時を小見出しにした節で区切られている。

概略

  • 1983年、角川書店より、単行本刊行(単行本書名『薔薇の女 <アンドロギュヌス>殺人事件』)。

火曜日の深更、独り暮らしの娘を絞殺し屍体の一部を持ち去る。現場には赤い薔薇と血の署名——映画女優を夢みるシルヴィーを皮切りに、連続切断魔の蛮行がパリ市街を席捲する。酷似した犯行状況にひきかえ、被害者間に接点を見出しかねて行き詰まる捜査当局。事件のキーワードを提示する矢吹駆の現象学的推理が冴える、シリーズ第三弾。

用語や登場人物

キャラクター

ナディア・モガール
パリ司法警察のモガール警視の娘。『薔薇の女』のテクストの記者、との設定。
矢吹 駆
パリの安アパートの屋根裏で暮らしている素性不明の日本人(自称)。本作の探偵役。
用語や人名
解説

ガジェット(小道具)

用語や人名
解説

用語

用語や人名
解説

関連する用語

矢吹駆連作
著者自身の短文や、解説文などでは、なぜか「シリーズ」ではなく「連作」と記されることが多いようだ。

メモ

作品の経緯
  • 1983年、角川書店より、単行本刊行(単行本書名『薔薇の女 <アンドロギュヌス>殺人事件』)。
  • 1987年、角川文庫版『薔薇の女 「アンドロギュヌス」殺人事件』刊行。
  • 1990年、作品社から刊行の合本『天使/黙示/薔薇』に採録。
  • 1996年、創元文庫版刊行。

書誌情報(関連作品)

薔薇の女


  • (ハードカバー単行本『薔薇の女 <アンドロギュヌス>殺人事件』,角川書店,1983年刊)

  • (角川文庫『薔薇の女 「アンドロギュヌス」殺人事件』,1987年刊行)

  • (ハードカバー単行本『天使/黙示/薔薇』,『バイバイ、エンジェル』、『サマー・アポカリプス』との合本,作品社,1990年刊)

  • (創元推理文庫『薔薇の女』,1996年刊行)

話題まとめ

書評

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