「王道ファンタジー」の版間の差分
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2017年4月15日 (土) 22:16時点における版
王道ファンタジー
「正義と勇気にもとづく行動で、邪悪を退去させ世界をより良くする」という内容のファンタジー小説
勧善懲悪であり、主人公は故郷を失ったり何らかの命を受けて放浪する王子王女であることがしばしば。
関連する用語
- 物語(英雄物語)
- 「王道ファンタジー」の概念は、「英雄」を、「ある文化共同体の理想的価値観(善悪観など)を体現する物語キャラクター」と定義する場合の「英雄物語」の概念に近いだろう。
この「英雄物語」あるいは、「物語」の定義は、19世紀的な文芸観で言われたもの。「小説(近代小説)」との対照で「物語(前近代的物語)」の特徴として言われた。つまり、「近代小説の登場人物(主人公)は、共同体の善悪観などを体現するような『英雄』ではない」といった含意が強かった。あるいは「『源氏物語』は最古の小説だ」と言う主張も、この19世紀的な文芸観を前提にした方が、主張の意図は掴み易い。 - Tolkienesque
- 「トールキン風」という意味の造語。指輪物語のように「ファンタジー世界に脅威を与えている悪の魔王に対抗するため立ち上がった数人の仲間と旅をする」という筋書きだけ真似た作品。