死神姫の再婚

第1回B's-LOG文庫新人賞優秀賞、第9回えんため大賞ガールズノベル部門奨励賞受賞作を1巻としたラブコメシリーズ

著

小野上明夜

用語や登場人物

アリシア・ライセン（フェイトリン）

地方伯フェイトリン家最後の直系。フェイトリン家は没落して久しく、アリシアは困窮の中で育てられた。成金と結婚させられたが式の最中に夫を暗殺され、「死神姫」の二つ名をつけられた。趣味は読書（ただし恐怖小説）。ランプの明かりをけちりながらの読書のため視力が悪くメガネ使用。家事は得意。天然ボケ。

カシュヴァーン・ライセン

アズベルグ地方の領主。成り上がり貴族で、アリシアを「金で買った」。領民や小領主を力で従えており、「暴君」の名をほしいままにしている。育ちのせいで神を信じず、〈翼の祈り〉教団に敵意を持っている。見た目は30代。

ノーラ・テルペス

ライセン家でアリシア付になったメイド。自称「カシュヴァーンの愛人」。アリシアに対しては誰が主人だかわからないほど態度が大きい。

トレイス

カシュヴァーンの幼馴染。後にライセン家の執事に。〈翼の祈り〉の熱心な信徒。

ティルナード・レイデン

地方伯レイデン家の当主だが成年になっていないために後見人の庇護下にある。十年前の争乱でティルナード以外全てのレイデン一族が殺され、後見人をたらい回しにされていた。

ユーラン

ティルナードの後見人で〈翼の祈り〉教団の高位聖職者。

ルアーク

死神とも呼ばれる暗殺者で、アリシアの最初の夫を暗殺した張本人。

シルディーン王国

主な舞台。王家といくつかの地方伯によって治められていたが、数十年来の下克上の機運で、多くの地方伯は没落している。

地方伯

聖女アーシェルを支持した人々の末裔と伝えられ、地方名と同じ姓を持つ高位貴族。

〈翼の祈り〉

死後、善行を行った者には翼が与えられ「至高き国」へ、そうでないものは「水底の国」へ送られるとの教義の宗教。水に関係する死や、海や湖に近寄ることを忌み嫌う。神を唯一最後まで信じ続けた聖女アーシェルを崇める。シルディーンの国教だが周辺国にも信者は多いが、下克上と地方伯没落に対しての行動から、教団そのものへの求心力は低下気味。教団内部については秘密主義。

用語や人名

解説

書誌情報

B's-LOG文庫

死神姫の再婚 五つの絆の幕間劇

短編集

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2010/08/20100821.html#200000

天然なアリシア姫とその旦那で「強」公爵の称号を名乗るカシュバーンの不器用なやりとりが微笑ましい。いい雰囲気になってきたところで、アリシアが「私、あなたに買い取られたのですから」と何の気なしに言って、カシュバーンが引いてしまったり。「買い取ってくれてありがとうございます」と言ってるつもり

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2010/08/20100829.html#160000

ヒロインが素敵すぎる

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2010/08/20100831.html#060000

大変良くできているストーリーで、一気に最新刊まで読み切った。旦那さんのメロメロさ加減も実によい味わい

書評

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リンク

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