新井素子『ブラック・キャット』

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ブラック・キャット

「運動のできない泥棒」「虫も殺せぬ殺し屋」「天才的に不器用なスリ」の三重苦がそろった怪盗団「ブラック・キャット」の奇想天外な活動を描く

新井素子

用語や登場人物

広瀬千秋
天才的に不器用で類い稀なトラブルメーカー。ただしスリを実行するときだけはその特徴が発揮されない。キャットと寸分たがわぬ見事なプロモーションと、県の高校女子記録を出したほどの俊足の持ち主で、キャットにスカウトされる。
キャット
エカテリーナと名乗る、本名、年齢、国籍、過去の経歴など不明の謎の美女。心臓に障害を持つため激しい運動が行えない。千秋と身長・体重・各種サイズは同じだが、受ける印象はまるで違う。明拓はキャシーと呼ぶ。
黒木明拓
キャットと長いつきあいの凄腕スナイパー。ただしトラウマのため生き物を殺すことができない。鍛え上げられた肉体と髭もじゃの巨漢。銃器と機械のエキスパート。
秋野圭吾
警部。仏の秋野と呼ばれるほど好人物だが、その性格が災いしてせっかく捕まえた千秋を逃がしてしまった。以来、ブラック・キャット事件を追う。
山崎ひろふみ
秋野警部に預けられた新人刑事。天性のトラブルメーカーとしては千秋以上で、「常識で考えれば、絶対壊せる訳のないものを、本人に壊そうという意図がまったくなく、必ず壊す」という異能を持つ。

メモ

書誌情報

コバルト文庫

ブラックキャット 1

「アンパッサン」の副題

ブラックキャット 2 ナイト・フォーク

ブラック・キャット 3 キャスリング

後編に『星へ行く船』番外編「αだより」収録

ブラック・キャット 4 チェックメイト

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