「“『俺とアネゴ』 / 久志”講評」の版間の差分

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お題『[[寝込んでいるところに彼女がおかゆを作りに]]』に寄せられた作品についての講評です。
 
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2017年4月16日 (日) 04:33時点における最新版

お題『寝込んでいるところに彼女がおかゆを作りに』に寄せられた作品についての講評です。

該当作品

講評

[V-zEn] 次は『俺とアネゴ』 久志さんの作品でよろしいすか?>ENOさん
[Hisasi]
[ENO] はいはい、これの「手直し版」行きましょう
[Hisasi] よろしくお願いします
[V-zEn] よろしくお願いします。
[V-zEn] http://www.cre.ne.jp/writing/ML/log/0/80.html
[V-zEn] こちらになりますね。
[ENO] 一言で言って、読みやすい
[Hisasi] おお
[ENO] 一人称のせいもあるけど、ちゃんとキャラ立ってる
[ENO] ただ、ちと長い
[Hisasi] ふむ
[ENO] 言葉は短いしテンポもいいのだが
[ENO] せっかくのテンポのよさが繰り返すような情報の提示のしかたで、削がれているのが惜しい
[Hisasi] ふむふむ
[Hisasi] もっと研いで磨く余地がある、、のかなあ
[V-zEn] #チャイム鳴る 自己紹介 アネゴ登場 アネゴとの関係説明 おかゆ登場 アネゴ反応 フラグw どぎまぎ エピローグ といった構成です。
[ENO] まあ、こういった文章のリズムの感性がいわゆる個性なんだと思うのだが
[ENO] 俺なら「決して女らしくないわけじゃないが、たくましさと力強さがそれを大きく上
[ENO] 回る、恥らう姿より仁王立ちが似あう、そんなタイプ。
[V-zEn] #35×176行という作りですね。1段落20行程度です。
[ENO] というところの「たくましさと力強さがそれを大きく上回る」というのを削るだろうね(w
[Hisasi] ふむ
[ENO] この文と、そのあとの「恥らう姿より仁王立ちが似合うそんなタイプ」というのは同じ情報だから
[Hisasi] なるほど
[Kannna] ENOさん≫作者への質問はありですか?よければ、想定していた読者のイメージを、聞きたいのですが。
[ENO] 「決して女らしくないわけじゃないが、恥らう姿より仁王立ちが似合うそんなタイプ」
[Kannna] #特に無いでも、それも情報として。
[EkitaiT] 「仁王立ち」で「ででんっ」な印象受けるにゃ。まさに力強そうw
[ENO] 質問は自由に
[Kannna] はい
[Hisasi] 読者のイメージ、、
[ENO] 鍋の中に作者がいるんだから、寄ってたかって突付くのが礼儀(w
[Hisasi] ぐつぐつ
[Kannna] 作者の方≫よければ、書くとき想定していた読者のイメージを、聞きたいです。特に無いでも、それも情報として。
[Hisasi] イメージした読者は、中高生のにーちゃんといった感じかなあ
[Kannna] わかりました。ありがとう。ノノ
[Hisasi] 自分の中にある高校生くらいのキャラを引っ張り出してきて
[Hisasi] お相手の同い年の女の子との絡みをざっと頭の中でつくってから
[EkitaiT] 大学生のにーちゃんですが、個人的にこういうサバサバしたキャラは好きっすw
[Hisasi] あとは脳内イメージをちまちまと文に拾っていく
[Hisasi] 書くときは大体脳内にイメージが浮かんでます
[Kannna] ふむふむ
[ENO] こう言ったモノローグで進む話を書くとき、問題になるのが、いわゆる「冗長な内面の心情描写」なのだな
[ENO] たとえば
[ENO] ガキの頃からの幼馴染ってこともあるせいもあるが、俺の周囲の奴らはどう
[ENO] いうわけか俺とアネゴを勝手に公認扱いして事あるごとにセット扱いしやがる。
[ENO] 正直はた迷惑というか大きなお世話というか、ぶっちゃけ俺は大いに迷惑をこ
[ENO] うむっている。
[ENO] という部分とか
[ENO] いや、本音を言うとありがたいっちゃありがたいんだが。実際メシ作る気力
[ENO] も買いに行く体力もなかったのは事実だし。
[ENO]  でも、なあ。なんか、引っかかる。
[ENO]  気恥ずかしいっつーかなんつーか、風邪治って学校行った時の先生やクラス
[ENO] メイト共のにやついた顔が想像できるし。
[ENO]  別段アネゴの事が気に入らないとか嫌ってるとかそういう意味じゃねえけど、
[ENO] お互いの気持ち置いといて勝手にカップル扱いってのはどうにも気に食わねえ。
[ENO]  俺にとってアネゴは昔なじみの姉貴分で。
[ENO]  アネゴにとっても、俺は数居る弟分その1ってとこだろうし。
[ENO]  でも回りはそんな風に思ってなくて、なんか……色々めんどい。
[ENO] という長いモノローグなんかは
[ENO] やはり全体のリズムを壊すことになる、
[ENO] かといって、こう言った心情は書かなくちゃ伝わらない
[Hisasi] むむむ
[ENO] こういうときの裏ワザを教えてあげよう
[Hisasi] テンポはいかしたいけど心情は伝えたい
[ENO] 自分で自分に突っ込むのだ
[ENO] つまり、読者が「うぜえ」と思っているであろう部分を代弁するのだな
[ENO] ……と、ここまで考えてから俺は気がついた。
[Randolph] ばんわー
[ENO] 「はて、俺は誰に向かって言い訳しているんだろう」
[V-zEn] 姑息な(笑)
[V-zEn] しかし有用なテク。
[ENO] という、自分自身への突っ込みがあると、読者のストレスが軽減される(w
[Hisasi] 読者が言いたいことをジブンでいうわけか
[ENO] そういうこと(w
[ENO] 今までの、長いモノローグは、実はネタだよん、という振りをするのだな(w
[ENO] つまりは、読者との約束動作の連続なのだな、小説というのは
[ENO] んでもって、時々、外して、読者をはっとさせたり、にやにやさせたりするのだ
[V-zEn] と、いった所ですかねえ。
[ENO] アネゴとの距離感、「オレ」の戸惑い、
[Hisasi] ふむむ
[ENO] しっかり書けていたと思います
[Hisasi] おおお
[Hisasi] 嬉しい
[ENO] アネゴが、リアクションを起さない、淡々と進む展開は、実に良かったと思います
[V-zEn] ありがとうございました。
[ENO] これでリアクション起しちゃうと、アネゴじゃなくなっちゃうからなあ

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