日本文化私観

ブルーノ・タウトの『日本文化私観』

『日本文化私観』は、ドイツ人の建築家ブルーノ・タウトが、日本の伝統建築などを題材に、日本の文物の伝統美を論じた著作の日本語書名。原著題名を直訳すると、『ヨーロッパ人の眼で見た−ニッポンの芸術』。

1936年に日本語版が、明治書房から刊行された。

1992年に講談社学術文庫版が刊行されている。

坂口安吾の『日本文化私観』

『日本文化私観』は、坂口安吾による批評的なエッセイ。批評文芸として読むと、社会批評の類になるだろう。

1942年に、雑誌「現代文学」に公表された。

翌1943年に、『日本文化私観』を表題作にした単行本（文体社版）が刊行された。以降、『日本文化私観』を表題作にした安吾の批評文集が何度か編まれたこともあるようだ。近年だと、講談社文芸文庫版が、1996年に刊行されている。

作中、ブルーノ・タウトの『日本文化私観』についての言及があり、議論を呼んだ。

青空文庫で読む事もできる。

著作リスト

• bk1 - 書名インデックス - 日本文化私観

話題まとめ

書評

• 松岡正剛の千夜千冊『堕落論』坂口安吾
  安吾の『日本文化私観』への言及もある。

資料リンク

• 坂口安吾 日本文化私観（坂口安吾，作家別作品リスト，青空文庫）