ハイペリオン・シリーズ
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ハイペリオン・シリーズ
古今のSFジャンルの道具立てや組み立てを大量に注ぎ込んで、物語る力量をフルに生かして力業で練り上げたエンターテイメント小説。
「ハイペリオン四部作」とも。 『ハイペリオン』はヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞、『ハイペリオンの没落』は英国SF協会賞・ローカス賞・星雲賞受賞。
- 著
- ダン・シモンズ
用語や登場人物
用語
- FATライン
- 超高速通信手段、およびその通信線。
- デス・ビーム
- 非生物を破壊せずに、動物の脳神経を破壊し死に至らしめる遠隔兵器。
- デス・ウォンド
- 携帯用デス・ビーム発射装置。
- ヘル・ウィップ
- ビーム状の軌道兵器。
- シュライク
- 惑星〈ハイペリオン〉の、百舌の名を冠する苦痛の神。全身に無数の棘と刃を持ち、瞬間的に移動し獲物を捕える。
- 速贄の樹
- シュライクによって殺された者が捧げられるという伝説の樹。
- 最後の贖罪教会
- 連邦に広がる宗教の一つ。別名シュライク教。
- ウェブ
- 銀河中に広がる連邦の版図。瞬間転移を可能とする〈ゲート〉によって結びつけたれた多くの惑星世界の繋がり。
- テテュス河
- 〈ゲート〉によって繋げられた河。無数の惑星を巡り、無限に循環しているという。多くの連邦市民が川下りを楽しむ。
- グランド・コンコース
- 〈ゲート〉によって繋げられた大通り。
- 森霊修道会
- 連邦内に巨大な影響力を誇る修道会。聖樹船という巨大な生ける樹木による宇宙船を持つ唯一の組織。
- ゴッズ・グローヴ
- 森霊修道会の本拠地惑星。巨大樹の森に覆われてる。
- 聖樹船
- 一隻に付き一匹のエルグを搭載した巨大樹木船。エルグの作り出すフィールドが真空と船内を遮蔽し、また推進機関ともなる。
- エルグ
- 遮蔽フィールドを発生することのできるアルデバラン産の生物。森霊修道士だけが使役することができる。
- パケム
- 再生派キリスト教。(乗員の死と)聖十字架による再生を前提とした、超高速移動の可能なテンプレート:rb (大天使,アークエンジェル)級戦艦を有する。銀河における三大勢力の一つ。
- 聖十字架
- 惑星ハイペリオンの〈雷哮樹の森〉の奥地で発見された遺物。装着者を死から再生させる。
- TC2
- タウ・ケティ・センター。連邦の首都惑星。
- 連邦
- 〈ワールド・ウェブ〉連邦。銀河における三大勢力の一つ。
- アウスター
- 銀河における三大勢力の一つ。高度な科学技術を有する人類。〈ワールド・ウェブ〉の外に放浪集団として存在する。連邦と敵対関係にある。
- テクノコア
- AIによる集団。銀河における三大勢力の一つ。略称はコア。その所在は隠匿されている。連邦と協力関係にある。
- 地球
- アース。太古の昔に、ブラックホール生成実験で消滅してしまった惑星。
登場人物
- ジョン・キーツ
- 18世紀生まれのイギリスの詩人。
- 雲門
- テクノコアに所属するAIのひとつ。禅問答を得意とする。
メモ
- 『ハイペリオン』の「学者の物語」は泣かせの見本。
書誌情報
ハードカバー 海外SFノヴェルズ
ハイペリオン
ハイペリオンの没落
エンディミオン
エンディミオンの覚醒
ハヤカワ文庫SF
ハイペリオン
ハイペリオンの没落
エンディミオン
エンディミオンの覚醒
英語版 マスマーケットペーパーバック
話題まとめ
チャットログ
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2000/12/20001215.html#000001
- 『ハイペリオン』を読むのだ。SFです。人生の話です。ユダヤ教も出てきます。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2002/06/20020609.html#180000前後
- いっぱしのSF読みを自称したいなら読め。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2003/06/20030612.html#230000
- ハイペリオンとエンディミオンの覚醒が同一シリーズとは思えない。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2004/05/20040506.html#200000
- ハイペリオンは科学考証は気にせず、話としての力を重視して、古来のSFのガジェットを盛りだくさんに詰め込んだ小説です。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/04/20050418.html#200000
- エンディミオンで晩節を汚した
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/10/20051007.html#190000
- 『ハイペリオンの没落』上・下の感想