御書物同心日記
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徳川歴代の蔵書を集めた紅葉山御文庫の管理を行なう御書物方同心を主人公とした、時代小説。
著者は古書店を経営しており、この小説でも、虫干・紙魚・修復・セリ・鑑定などなど当時の古書の扱いなどが話に織り込まれていて興味深い。
- 著
- 出久根達郎
用語や登場人物
- 用語や人名
- 解説
メモ
書誌情報
講談社文庫
御書物同心日記
御書物同心日記 続
単行本では『御書物同心日記 秘画』だったもの。
嫁入り道具の絵巻物を担保に、大名家が古本屋に金を借りにきた。目利きを頼まれた御書物同心の丈太郎は、極彩色の春画にうろたえる。一方、将軍家の書物を管理する御文庫では将軍遺愛の本が紛失した。書名を聞いた途端、丈太郎は驚愕する。そして「事件」は意外な展開をみせた——。江戸情緒あふれる連作集。
御書物同心日記 虫姫
講談社 四六判
御書物同心日記
丈太郎は三男坊の厄介者だが、本の知識は誰にもひけをとらない。そこを見込まれて、御書物同心の跡継ぎとなった。新米同心が出会う事件を、江戸情緒豊かに綴る連作集。
御書物同心日記 秘画
珍本の集まる将軍家には、奇怪な事件も出来する。嫁入り道具の絵巻物を担保に、大名家が古本屋に金を借りに来た。目利きを頼まれた御書物方同心の丈太郎は、極彩色の春画にうろたえる。
御書物同心日記 虫姫
非番の新米同心丈太郎は古本屋になりすまし、木場の旦那の家へ本の買い取りに出かける。ところが驟雨に見まわれ、雨宿りをした杉皮葺きの一軒家で虫姫に出会い…。本の楽しさと江戸情緒を綴る7編を収録した、シリーズ第3弾。