冨樫義博

冨樫義博　Yoshihiro Togashi

マンガ家。同じくマンガ家の冨樫（冨樫秀昭）の実兄。武内直子の夫。

「富樫」は誤記。

氏の作品と言うとバトル物をすぐに連想させるが、戦闘描写は特徴的。

「勝利に至る方法」としてジャンプ漫画にありがちな自分の力だけでなく、周辺の環境や小物などを有効利用するなど「発想の勝利」ともいえる勝ち方が多い。たとえば、

暗闇で相手の位置を知るために火をつけたタバコを相手の服に仕込む(幽☆遊☆白書)
自分以上の実力があり有利な武器をもつ相手を、岩を使って攻防一体の攻撃をするのみならず、岩の密林を作ることで相手の動きと視界を制限する(HUNTER×HUNTER)

といった例がある

1966年生まれ。
山形県新庄市出身。
後、山形大学教育学部美術学科に進学。大学在学中の1986年、雑誌への投稿をはじめる。
1987年、集英社の「ホップ☆ステップ賞」第24回（２月期）を佳作受賞。
受賞作は『ジュラのミヅキ』。
同年第34回手塚賞（下期）に準入選。
入選作は『ぶっとびストレート』。
同年、「週刊少年ジャンプ」の増刊別冊「Winter Special」に掲載された『とんだバースディプレゼント』でデビュー。
1989年から「週刊少年ジャンプ」にて、連載第１作『てんで性悪キューピッド』の連載を開始。
1990年から「週刊少年ジャンプ」にて、『幽☆遊☆白書』の連載を開始。
1995年から「週刊少年ジャンプ」にて、『レベルE』の月一連載を開始。
1998年から「週刊少年ジャンプ」にて、『HUNTER×HUNTER』の連載を開始。