僕僕先生

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唐の時代、働くのが莫迦らしくなってしまい親の資産を食い潰して日々を送る王弁は、父に言われ黄土山に住むという仙人に供物を持っていくことに。文句を呟きつつも仕方なく行くことにした王弁は、そこで姓は僕、名も僕と名乗る少女、僕僕先生に出会う。

仁木英之

時は唐代。若き王弁は父の財産に寄りかかり、学ばず、働かず、娶らず、ひたすら安逸を貪っていた。そんなある日、父の命で黄土山へと出かけた王弁は、そこでひとりの美少女と出会う。自らを僕僕と名乗るその少女、なんと何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、五色の雲と駿馬を走らせ天地陰陽を大冒険。第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

用語や登場人物

用語や人名
解説

メモ

  • するめをがしがし齧りお酒好きな僕僕先生が王弁青年を連れまわして、さまざまな神威怪異などなどを見せていくというお話。王弁が僕僕先生にドキドキしては、からかわれてガックリするくだりが実に楽しそう。
  • 後宮小説」の語り口で「封神演義」+「戯言シリーズ
    • いーちゃんみたいな主人公(ニート)と、ボクっ娘な見た目美少女仙人が旅に出る話
  • おすすめ、おすすめだよ。

書誌情報

新潮文庫

僕僕先生

薄妃の恋—僕僕先生

胡蝶の失くし物—僕僕先生

単行本

僕僕先生

薄妃の恋—僕僕先生

胡蝶の失くし物—僕僕先生

先生の隠しごと—僕僕先生

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2007/02/20070209.html#150000
後宮小説のノリで戯言シリーズ、そして日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2007/03/20070303.html#110001
もっと詰まっててもいいかなあと思ったが、サクサクと読めるのでこれはこれで。

書評

資料リンク

僕僕先生—ぼくぼくステーション—|新潮社
公式

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