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2017年4月16日 (日) 02:40時点における最新版
異星人から提供された艦隊戦ゲームとその中で戦う少女たちの物語であったのが、巻を追うに連れてそのゲームが多元宇宙と異星人たちの謎に踏み込んでいく。ライトノベルできっちりスペースオペラ。
- 著
- 瀬尾つかさ
用語や登場人物
- 用語や人名
- 解説
- 《ゲーム》
- 異星人がもたらした宇宙戦争ゲーム。雰囲気はRTS風。ゲーム毎に宇宙を生成するなど、オーバーテクノロジーの塊。これの世界大会を勝利する事で、そのプレイヤーたちは宇宙へ行く事になる。
- アウターシンガー
- 「クジラ」の声を聞く事で「覚醒」した人のこと。凄まじい反応能力などを有するが、その分負担も大きく、最悪の場合「クジラ憑き」と呼ばれる廃人になったり死亡する場合もある。
メモ
- 最初はゲームをやるために集まったチームが地区大会>日本大会>そして世界大会へ〜とゆージャンプっぽい勝ち抜きスポ魂ストーリーな雰囲気
- あまり地球近辺から離れないのですが、結果的に地球が宇宙文明へと進出していく第一歩を切り開いていく
- 一巻のネタだと三号船殻は宇宙英雄ペリー・ローダンの超弩級戦艦っぽいなー(対探知の盾とかも)とか、船殻の規格化はノウンスペース・シリーズだなーとか、覚醒ネタのネーミングはレンズマン・シリーズだなーとか、名前にはSF小ネタがいろいろ。ソラもね。
書誌情報
クジラのソラ 01
クジラのソラ 02
クジラのソラ 03
クジラのソラ 04
話題まとめ
チャットログ
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2006/10/20061016.html#140000
- 主人公の兄はゲームを楽しんでいた。しかし自分(主人公)は勝ち負けばかりを考えていた、と思い返すところから、主人公が覚醒して必殺技を繰り出すのですが。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2007/09/20070920.html
- 「この世界は、ちゃんと整合性が取れており、法則を持って動いております、ただし、その整合性があなたに納得できるかどうかはわかりません」という世界観
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2007/12/20071205.html#120000
- 『ランブルフィッシュ』アーケードゲーム版(基本はチーム戦)みたいな話です。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2007/12/20071212.html#230000
- クジラのソラ 全4巻読了。ライトノベルを読むつもりが思わず良いSFに巡り会った。スケールをでかくしたり小さくしたりがなかなか見事でした。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2007/12/20071216.html#130000
- 1巻読了。いわゆる、『エンダーのゲーム』バージョンで、宇宙人から押しつけられたゲームをみなでやって、勝った人間は宇宙人の艦隊に連れ去られるとゆー、あーこれ、マジで宇宙大戦争? ひょっとして『ガイバー』の降臨者かなにかかと。たぶん、宇宙に行っちゃう/確実に行けないあたりで終わるんじゃないかと思うんですよ。『放課後宇宙戦争』が宇宙に行ってしまうと、ドラマ的に失速したように、この手のライトノベル文法とかキャラの世界では日常を捨てた瞬間、ドラマのモチベーションの持っていき場所がたいへんなのだ。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2007/12/20071216.html#150000
- 細かい小ネタにすげえSF好きなのが良く出てますなー。そして話の組み立ては懐かしの少年ジャンプ。スペースオペラの快楽をきっちり満たしてくれた。その上で話はきちんと最初から最後まで、少年少女とその意思と決断の話にまとまっている。