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2017年4月16日 (日) 02:08時点における最新版
まもなく復活歴1,000年を迎えようとするルウム帝国。
都でヘマをやったばかりに、辺境テンプレート:rb(西,ルーマ)カールへとばされてがっかりのサウル・カダフ隊長。だけど、のんびりに見える辺境でも色々事件は起こり……
精霊と魔法が息づく世界のほんわかファンタジー。
- 著
- 紫堂恭子
登場人物
- サウル・カダフ
- “隊長さん”。ルウム帝国の軍団を率いる将校(大隊長)だったが、とある事件が元で左遷され、警備隊の隊長として辺境(テンプレート:rb(西,ルーマ)カール)に来た。ぐうたらでスケベ中年な見かけとは裏腹に、一癖二癖ある歴戦の猛者達が一目置くほどの切れ者。若い頃は、都で一番の美女と噂になったくらいの美形だった。今は…………
- ジェニアス・ローサイ
- “神官さん”。流れるような銀髪と女性と見間違うほどの美貌を持った青年。テンプレート:rb(西,ルーマ)カールの神殿に住んでいる。極度の潔癖性で、サウル隊長と出会ってからは、彼を更正させようと色々画策する。見かけによらず怪力の持ち主で酒豪。5歳の時に因数分解を独力で発見した天才。幼くして両親と死に別れ(と本人は信じている)、剣の賢者に育てられた。
- 兵隊さん
- テンプレート:rb(西,ルーマ)カールの警備隊の兵隊さん達。地元民。きゃわきゃわ。
- カイル
- “テンプレート:rb(先生,マスター)”。妖魔を操る術を使うテンプレート:rb(黒呪術師,ドラティア)で、腕は超一流の域にある。悪ぶっているものの、意外に生真面目な常識人。
- 剣の賢者
- “背高さん”。ジェニアス神官の育ての親。黒衣に身を包み、剣を提げている。神官であると同時に軍人でもあり、神殿の大神官からも敬意を払われる謎だらけの人物。
- シルフィン
- サウル・カダフとくされ縁で結ばれた美女。若い頃は都一と言われた美女で,その美貌は未だ衰えていない。但し性格は極めて悪し。
- アーヴィン
- 軍団兵。サウル・カダフの元部下。イイ奴のはずだが、なぜか神官さんの逆鱗に触れること多し。
- エルディア救世王
- 千年の昔、冥王と呼ばれる悪霊を斃し世界を救った伝説の王。冥王を斃す為に手にした魔剣に縛られ、千年後の今も世界を彷徨っていると言われている。
- 大神官
- ルウム中の神官達を束ねる長。ジェニアス・ローサイの行く末を非常に気にかけている。カイルが「あの方」と敬意を込めて呼ぶほどの人格者。
- 人名
- 解説
用語
- ルウム
- 物語の主舞台。冥王を斃した伝説の王を生んだ大国。
- テンプレート:rb(東の学舎,フォアサイト)
- “テンプレート:rb(予言山,フォアサイト)”とも。精霊ハールが興した賢者の集う地。
- 銀晶球
- 巨大な力を秘めた秘石。この秘石を巡る物語については、『グラン・ローヴァ物語』に詳しい。
- 黒呪術
- 強力な意思で妖魔を操り、様々な業をなす術。
- 用語
- 解説
メモ
- 同じ世界を舞台にした作品として、他に『グラン・ローヴァ物語』と『東カール・シープホーン村』の2作があり、一部登場人物が重複して登場する。
- 『辺境警備 星が生まれた谷』は番外編。カイルを主人公に本編のその後を描いた表題作と、若きサウル・カダフとシルフィンの物語『天使のいない夜』の2篇を収録している。
書誌情報
あすかコミックス(決定版)
ホーム社漫画文庫
プレミアムブック
話題まとめ
チャットログ
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2001/10/20011018.html#230000
- 隊長さん出ると話がしまる。辺境警備では隊長さんより強かったりすごかったりする人は多いのですが、誰が一番頼りになるかというと、サウル・カダフ。ちなみに一番信用がおけないのもサウル・カダフなのだが(笑)