「炎神戦隊ゴーオンジャー」の版間の差分

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2017年4月16日 (日) 01:45時点における版

原作
八手三郎
製作
テレビ朝日東映東映エージエンシー

『炎神戦隊ゴーオンジャー』は、テレビ朝日をキー局に、2008年2月から2009年2月まで地上波放映された変身ヒーローもの連続ドラマ。全50話。
キー局の放映時間は、毎週日曜日7:30〜8:00。

スーパー戦隊シリーズの、32本目のタイトルにカウントされている。

ハイビジョン制作(地上アナログ放送ではレターボックス放送)、字幕放送。スーパー戦隊シリーズとしては初めてデータ放送にも対応。地上デジタル放送、ワンセグでの利用が可能。

劇場版映画として、2008年8月公開の『炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!』(『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』の併映作品)、2009年1月公開の『劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』、2010年1月公開の『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』がある。
(劇場公開された「ゴーオンジャーVSゲキレンジャー」は、当初Vシネマとして製作されていたものが、劇場公開に変更されたそうだ)

他に、バンダイが運営する子供写真館「キッズフォトバンダイスタジオ」では、オリジナル・ストーリーを持つ画像に子供が登場する映像を、DVDに合成撮影できるなりきりムービーのサービスで『なりきりムービー 炎神戦隊ゴーオンジャー 伝説のヒーロー』、『なりきりムービー 炎神戦隊ゴーオンジャー スペシャルグランプリダイジェスト』がサービスされていた。

概要

用語や登場人物

炎神戦隊ゴーオンジャー
作中で「炎神戦隊ゴーオンジャー」の語が、使われるのは、第1話Aパートが初出。突然現れ暴れる蛮機獣(ショウキャクバンキ)の前に駆けつける、走輔、連、早輝の3人が変身。名乗りをあげる。
「止めろ、ガイアーク!!」「貴様たち、何故、我ら蛮機族ガイアークのことを知っている!?」「俺たち、正義の味方だからさ」。「レッツ・ゴーオン!!」で、それぞれが変身し、個別の名乗りをあげた後、続け「正義のロードを突き進む。炎神戦隊ゴーオンジャー!」と名乗ったのが初出。

キャラクター

石原軍平(演者=海老澤健次)
元警察官だったが、ショウキャクバンキとゴーオンジャーの戦闘をたまたま、範人と同じ場所で目撃。軽いノリの走輔ら3人に、「子供か、なってない」と告げ「俺もゴーオンジャーになってやる」と押しかけるが、相手にされない。実は、ゴーオンジャーの活躍を見て、カッコイイと憧れていた。(第1話)
やはりゴーオンジャーを志望する範人と、成り行きで行動を共にするようになり、第2話では、ギンジロー号からボンバーを拉致し、炎神キャストを強奪してしまう。しかし、範人と共に走輔らがゴーオンジャーとなった経緯を聞かされると、炎神キャストを届けようと決意。ボンバーからチェンジソウルとシフトチェンジャーを委ねられることに。遅れてヒューマンワールドに到着する炎神ガンパードとパートナーになるのは、第4話でのこと。
頑固で堅苦しい性格。ノリの軽い炎神戦隊の間では、浮きがち(笑)。子供や甘いものも苦手。老け顔で、表情も堅苦しく、物言いも上から目線であるため、当初他のメンバーよりも年上のイメージがもたれた。が、実は、走輔らとは同年代。
  • 当初、走輔ら3人に「元刑事」を自称。後に、刑事への辞令は下りていたが異動前に退職していたことが明かされる。
江角走輔(演者=古原靖久)
スピードルのパートナーで、ゴーオンレッドに変身する。普段は、ギンジロー号のドライバーをする。
気が短く、しばしば勘違いで行動。早輝曰く「根拠の無い自画自賛」を口にする癖があり、楽天的。強運の持ち主で、コイン占いは、まず外すことがない。子供に対しては面倒見がよく、優しく接す。セリフの語尾に「〜だぜ」「〜するぜ」とつけるのが口癖。「マッハで、〜〜するぜ」(「マッハで片付けてやるぜ」など)のセリフも好き。
  • ゴーオンジャーになる前は、新人カーレーサーとして頭角を現していた。レースに出場する直前、レース場が、ガイアークの蛮機兵に襲撃された際、相手をひきつけようとして突っ込み、レース仲間を逃がそうとした。銃撃を受ける直前にボンバーが介入。亜空間(?)のような場所で、スピードルと出会い、「正義の味方になってほしいんだけど」と、チェンジソウルを差し出される。(第2話)
エンジンオー
スピードル、ベアールV、バスオンの3体が合体変形する人型ロボット。ビックリウムエナジーで巨大化した蛮機獣に対応して登場する。第1話Bパートで初登場した時は、ガイアーク三大臣も驚いていたので、マシンワールドでは、もっていなかった能力らしい。
炎神武装で、炎神バルカを左腕に、炎神ガンパードを右腕に装着することもできる。
害気大臣キタネイダス(スーツアクター=日下秀昭、声優=真殿光昭)
ガイアークの三大臣の1人。炎神スピードルらにマシンワールドを追われ、ヒューマンワールドに転戦。大気を汚す害気目の蛮機獣を作り出す。
頭脳派らしく、兵器などの製作もする。そのためか、他の2人に比べ前線に出る頻度は少ない。セリフの語尾に「ぞよ」とつけるのが口癖。キタネイバーと呼ばれる杖を武器にする。
害水大臣ケガレシア(演者=及川奈央)
ガイアークの三大臣の1人。炎神スピードルらにマシンワールドを追われ、ヒューマンワールドに転戦。水を汚す害水目の蛮機獣を作り出す。
人間の女性に似た姿をしているが、感情が高ぶると、頭の横から出ているノズルから蒸気を出し、頭頂にある大きなゲートバルブで制御するなどする、機械生命体。自称「偉大なる機械生命体の乙女」。100%人間の姿に変化することもでき、しばしば汚石冷奈(けがいし れな)と名乗る。この変化能力もあって、三大臣の内では、前線に出る頻度がかなり高い。セリフの語尾に「おじゃる」とつけるのが口癖。ケガレスティックと呼ばれる短めの錫杖を武器にする。このスティックは鞭に変形させることもできる。
害地大臣ヨゴシュタイン(スーツアクター=清家利一、声優=岡元次郎)
ガイアークの三大臣の1人。炎神スピードルらにマシンワールドを追われ、ヒューマンワールドに転戦。大地を汚す害地目の蛮機獣を作り出す。フルネームは、バロン・ヨゴレックス・ド・シュタイン。
ケガレシアほどではないが前線に出ることもある。パワーに優れた武闘派で戦闘時には、巨大な槍ヨゴシュピアを使用。
香坂連(演者=片岡信和)
バスオンのパートナーで、ゴーオンブルーに変身する。普段は、ギンジロー号でゴーオンジャーのメカニック整備を担当。料理を作るのも好き。卵料理が得意らしい。
(ただし、ぎんじろう号の食事に卵料理が多いのは、ゴーオンジャーの経済的事情によることは、第5話、GP-05「時々オカン!?」で描かれる)
まめな性格で、頻繁にメモをとり、情報収集。ちょくちょく、細かなトリビアを口にする。物腰は温和で丁寧。しばしば、走輔や早輝から雑務を一任される。セリフの頭に「〜っす」とつけるのが口癖。しばしば、セリフの頭に「ズバリ〜」とつける。
  • ゴーオンジャーになる前は、レースチームのメカニックになることを夢見ながら、レース場の送迎バス運転手として働いていた。走輔が出走するレース場が蛮機兵に襲撃された時スタンドにいたが、観客たちの避難誘導をした直後、闘う走輔に加勢。走輔と共に銃撃を受け、共にボンバーに救われる。(第2話)
ガンパード(声優=浜田賢二)
四輪型の炎神で、黒いシェパードをモチーフにしたデザインらしい。ボンネットの中央部に装備された大口「ガンパードガン」が特徴。機体番号「5」。スピードルらには遅れて、バルカと共にヒューマンワールドに到着する。第4話から活躍。第3話のラストに、次元間を疾走している場面が短く入る。「ガンガガーン!」が口癖。気難しくて頑固な性格。
ヒューマンワールドに着いた後、軍平をパートナー、ドライバーとして認めるのにもかなり抵抗を示した。
ガンバルオー
キャリゲーター、バルカ、ガンパードの3体が合体変形する人型ロボット。第7話Bパートで初登場する時は、合体を言い出すキャリゲーターに、バルカ、ガンパードも驚いていた。バルカによれば、ジャイアン族は、マシンワールドの古代に、炎神たちを結びつける働きをしていた、と言う。
キャリゲーター
第7話(GP-07「相棒アミーゴ」)からヒューマンワールドに登場する、ジャイアン族の炎神。カーキャリア(トレーラー)型の炎神で、ワニ(アリゲーター)がデザイン化されている。ガイアークと戦うため、ヒューマンワールドに来た。第7話では、独自にボンベ蛮機を追っていたキャリゲーターだが、ガイアークの術策で、はじめゴーオンジャーと敵対。策が暴かれた後も、人間の力を借りる炎神を軽蔑。しかし、ゴーオンジャーと炎神のソウルの熱さに感じ入り協力者になる。セリフの語尾に「?でござる」を付け、芝居がかった台詞回しで話す。「あ、ゲタゲータ!」などが口癖。普通サイズの炎神、2台を載せて走ることができる。
  • ゴーオンジャーに加わってからは、他の炎神同様、炎神キャストと炎神ソウルに分離するようになる。
  • キャリゲーターの炎神ソウルは、他炎神のそれより、エネルギーチャージに時間がかかる。
  • ジャイアン族の仇である、蛮機族のヨゴシマクリタインを、激しく憎んでいる。
ゴーオンイエロー(スーツアクター=人見早苗、声=逢沢りな)
変身すると「スマイル満開! ゴーオンイエロー!!」と名乗る。専用装備は、レーシングバレット。
ゴーオングリーン(スーツアクター=竹内康博、声=碓井将大)
変身すると「ドキドキ愉快! ゴーオングリーン!!」と名乗る。専用装備は、ブリッジアックス。
ゴーオンブラック(スーツアクター=今井靖彦、清家利一、声=海老澤健次)
変身すると「ダッシュ豪快! ゴーオングリーン!!」と名乗る。専用装備は、カウルレーザー。
ゴーオンブルー(スーツアクター=押川善文、声=片岡信和)
変身すると「ズバリ正解! ゴーオンブルー!!」と名乗る。専用装備は、ガレージランチャー。
ゴーオンレッド(スーツアクター=福沢博文、声=古原靖久)
チェンジソウルで変身すると「マッハ全開!! ゴーオンレッド!」と名乗る。専用装備は、ロードサーベル。
城範人(演者=碓井将大)
フリーターだったが、ショウキャクバンキとゴーオンジャーの戦闘をたまたま目撃。「すげー!」と憧れ、ゴーオンジャーを志望。ただし、最初は、バイト代はどれくらいか? とか気にしていた。(第1話)
やはりゴーオンジャーを志望する軍平と、成り行きで行動を共にするように。ボンバーを拉致し、炎神キャストを強奪する軍平には、巻き込まれる形だが、走輔ら3人には、軍平と込みで盗人扱いされる。しかし、炎神抜きで蛮機獣と交戦する3人を見ている内に、なんとかしたい気持ちになり、ボンバーからチェンジソウルとシフトチェンジャーを委ねられることに。遅れてヒューマンワールドに到着する炎神バルカとパートナーになるのは、第4話(GP-04「炎神トラブル」)でのこと。
屈託無く明るい性格でで人懐っこいが、悪く言えば、お気楽で、お調子者。ゴーオンジャーのメンバーの間では、少し年若い。
  • ゴーオンジャーに参加後もしばらくは、普通のバイトも続けていた。(第5話)
スピードル(声優=浪川大輔)
四輪型で、赤いスーパーカー・タイプの炎神。ボンネットが、デザイン化されたコンドルの頭部のように見える。機体番号「1」マシンワールドで、バスオン、ベアールVと共に、ガイアークの三大臣を追い詰めた。口癖は「ドルドル!」。
  • ウィング族ではないが、飛行形態に変形することができる。ただし、ウィング族のような飛行できず、上り坂などをジャンプ台にした後、滑空。

  • 炎神戦隊ゴーオンジャー 超合金 エンジンスピードル(バンダイ製)
バスオン(声優=江川央生)
多輪型で、濃紺のバス・タイプの炎神。機体番号「2」マシンワールドで、スピードル、ベアールVと共に、ガイアークの三大臣を追い詰めた。江戸っ子風のべらんめぇ調で喋り、口癖は「オンオン!」。

  • 炎神戦隊ゴーオンジャー 超合金 エンジンバスオン&エンジンベアールVセット(バンダイ製)
バルカ(声優=保志総一朗)
三輪車の車体の上部に、デザイン化されたオルカ形の搭乗部が組み合わされている炎神。機体番号「4」。スピードルらには遅れて、ガンパードと共にヒューマンワールドに到着する。第4話(GP-04「炎神トラブル」)から活躍。第3話(GP-03「捜査ノキホン」)のラストに、次元間を疾走している場面が短く入る。自称「ラテン系」で、適当なイタリア語がセリフのあちこちに混ざる。「バルバル〜カ!」も口癖。
ヒューマンワールドに着いた後、初めは渋るが、範人をパートナー、ドライバーとして認める。
蛮機兵ウガッツ
ガイアークの下級兵士。スクラップから作り出される。会話能力は示さないが、通例、集団で行動。しばしば蛮機獣に従う。単座戦闘機、蛮ドーマの操縦も担当。巨大なマイナスドライバーのような形状の短剣を武器として装備している。
冨士東次郎(演者=真夏竜)
江角走輔が属していたレーシング・チームの監督。劇中、定かには描かれていないが、あるいは、ガレージ・チームのオーナー監督だった感じ。第2話の回想シーンで、レース場がガイアークに襲撃される直前にチラッと登場。
第8話(GP08「最高ノキセキ」)に登場した時は、自動車整備工場のような場所で「社長」と呼ばれている。この時「走輔、おめぇ本当に死んじまったのか」と、独り言をつぶやく。偶然、走輔がゴーオンジャーになったことを知る東次郎は、スピードルの不調に迷っていた走輔を諭し、励ます。
ベアールV(声優=井上美紀)
四輪型で、黄色いRV車タイプの炎神。車体の全体が、丸キャラ風にデザイン化された熊のよう。機体番号「3」マシンワールドで、スピードル、バスオンと共に、ガイアークの三大臣を追い詰めた。関西弁で喋り、口癖は「ブイブイ!」。
ボンパー
炎神と共にガイアークと戦うヒューマンワールドの人間をガイドするため用意された、ガイドロボ。スピードルらと共に、次元を越えてきたと思えるが、炎神ではない。サイズも、高さ66cmとさほど大きくない。
蛮機獣が侵攻してくると、ガイアーク反応を感知し、出現場所を特定することができる。反応の強さから、相手のパワーを推定することもできるようだ。
  • 実はボンバーを作製したのが、ウィング族の炎神ジャン・ボエールだったことは、物語の先の方で明かされる。
楼山早輝(演者=逢沢りな)
ベアールVのパートナーで、ゴーオンイエローに変身する。
よく言えば、快活で屈託の無い性格。悪く言えばお気楽。「スマイル、スマイル」がモットーで、本人もほとんど笑顔を絶やさない。菓子作りが得意だが、菓子以外の料理も異常に甘い味付けにしてしまい「味音痴」とみなされている。よく、流行雑誌を読み散らしている。暇な時はおしゃれに没頭。
  • ゴーオンジャーになる前は、レース場のスタンドで、ジュースの売り子のバイトをしていた。走輔が出走するレース場が蛮機兵に襲撃された時スタンドにいたが、観客たちの非難誘導をした直後、闘う走輔に加勢。走輔と共に銃撃を受け、共にボンバーに救われる。(第2話)
キャラクター
解説

ガジェット(小道具)

ゴーフォン
携帯電話形の変身アイテムで、ゴーオンレッド、ブルー、イエローが使用。「チェンジソウル・セット」と言いつつ、チェンジソウルを挿入。一連のポージング動作を取りながら、「レッツ!! ゴー・オン」の掛け声と共に、変身ボタンを押し変身。
ロングバージョンの変身シーンでは「メットオン!!」の掛け声と共にヘッドギアを装着するカットも。
炎神ソウルをセットすると、アニメ的な立体映像付で、炎神とコミュニケーションできる。通例この状態で、炎神にエネルギーをチャージ。
ゴーオンジャーが、炎神に搭乗すると、最初に、コクピットでハンドル中央にゴーフォンを装着する。
シフトチェンジャー
ブレスレット形の変身アイテムで、ゴーオングリーン、ブラックが使用。「チェンジソウル・セット」と言いつつ、チェンジソウルを挿入。「レッツ!! ゴー・オン」の掛け声と共に、小さなレバーを操作すると変身。
ロングバージョンの変身シーンでは「メットオン!!」の掛け声と共にヘッドギアを装着するカットも。
炎神ソウルをセットすると、チビキャラの立体映像付で、炎神とコミュニケーションできる。通例この状態で、炎神にエネルギーをチャージ。
ゴーオンジャーとなり炎神に搭乗すると、最初に、コクピットでハンドル中央にシフトチェンジャーを装着する。
ハイウェイバスター
ゴーオンジャーの武器。レッド、ブルー、イエローが、専用装備のロードサーベル、ガレージランチャー、レーシングバレットを合体させるとハイウェイバスターになる。炎神ソウルをセットし、炎神のオーラを纏ったレーシングバレットを射出。スピードル、バスオン、ベアールVの炎神ソウルを同時発射する「ワンツースリーフィニッシュ」という射撃モードでも使える。
マンタンガン
ゴーオンジャーの共通装備で、給油ノズルにも似た形状の武器。「マンタンガン、ソウル・セット!!」と言いながら、炎神ソウルをセットすることで起動。ガンモードとロッドモードの2形態に変形する。ロッドモードは、ビーム・サーベルのような機能を、ガンモードは実弾を発射する機能を有す(戦隊ヒーローの銃は、通例ビーム・ガン)。複数人で銃弾同時発射する「ゴーオンキャノンボール」という射撃モードもある。
ガジェット
解説

用語

炎神
異世界、マシンワールドで進化した、意思を持ち、言葉を話す乗り物型の機械生命体。
作中のボンバーのセリフ(GP-02「無茶ナヤツラ」)によれば、炎神は、ヒューマンワールドで長時間本来の姿でいると崩壊していく。通例、ヒューマンワールドでは、肉体に相当する「炎神キャスト」と呼ばれる縮小ボディと、魂に相当する「炎神ソウル」と呼ばれるユニットに分割。元の姿に戻り、本来の力を最大限に発揮するためにはパートナーとなった人間が炎神ソウルを炎神キャストにセット、パートナーがドライバーとなって操縦する必要がある。元の姿は10分しか維持できない。
  • 後に作中で語られたところでは、古い炎神の一族ジャイアン族や古代炎神族は、異世界でもパートナー無しで10分以上の活動が可能だったが、本来のフルパワーは出せない、とされている。
ゴーオンジャー
マシンワールドに転戦した蛮機族ガイアークを追い、ヒューマンワールドにやってきた炎神たちが、ドライバーとして選んだ人物が、ガイアークに立ち向かうため変身、ゴーオンジャーになる。「この世界を護るには、この世界の人間の力が要る」とは、ボンバーのセリフ(第2話、GP-02「無茶ナヤツラ」)。「炎神ソウル」を元に作られた「チェンジソウル」の力で変身する。
大きめのキャンピングカー、ギンジロー号を拠点に活動。当初、江角走輔が変身するゴーオンレッド、香坂連が変身するゴーオンブルー、楼山早輝が変身するゴーオンイエローのトリオだった。ガイアークの脅威が本格化するとすぐに、城範人がゴーオングリーンとして、石原軍平がゴーオンブラックとして参加。
変身後のスーツは、装着者に常時離れしたパワー、キック力、パンチ力、ジャンプ力、防御力などを与える。ゴーオンジャーに特徴的な能力として、高速で地表を滑走する能力も有す。
ナレーション
「ゴーオンジャー」TV番組のナレーションは、スピードルなど炎神の声、セリフ回しで語られる。
蛮機族ガイアーク
マシンワールドで進化した機械生命体だが、滅びたと思われていた。
  • 物語内では、当初、炎神たちは、蛮機族は滅びたと思われていたが生き延びた一団がいた、と語る。
    しかし、その後明かされたところでは、蛮機族はマシンワールドで発生した後、異世界ジャンクワールドに移住したようだ。そして、マシンワールドに再侵出したが、炎神たちに撃退され、ヒューマンワールドに転戦したことになる。
  • 汚染された環境に適応しているらしく、ヒューマンワールドでは、蛮機を次々繰り出し環境破壊を目指す。
蛮機獣
ガイアークが、ヒューマンワールド侵略のために作り出す機械生物。主に、環境悪化を使命にするはずだが、しばしば別の任務も指令される。基本的に会話能力を有すが、頭はあまりよさそうではない。
製造する大臣に応じ、害気目(ショウキャクバンキなど)、害水目(パイプバンキなど)、害地目(スコップバンキ)などに分類されるのが基本。例外として、3大臣の合作、害地水気スペシャル目の蛮機獣が作られることも。
当初は巨大化能力を有していなかったようだが、1話でビックリウムエナジーが開発された場面が描かれ、巨大化が可能になる。
ビックリウムエナジー
キタネイダスがヒューマンワールドに着てから、ヘルガイユ宮殿で開発したエネルギー。緑色の液体を媒体として発動。搭載された蛮機獣は、ビックリウムエナジーを活性化させると巨大化。巨大化のときの掛け声は、「サンギョーカクメーイ!」。
ジャンクションライフル
ゴーオングリーン、ゴーオンブラックの専用装備を合体させた武器。炎神ソウルをセットし、炎神のオーラを射出する。
  • 後に、ゴーオンウィングスのウィングブースターと同時発射する「ハイパーキャノンボール」という射撃モードも披露された。
ヘルガイユ宮殿
マシンワールド
炎神たちの故郷で、ゴーオンジャーが活躍するヒューマンワールドとは異次元にある世界。
第1話(GP-01「正義ノミカタ」)のアーバン・パート冒頭は、マシンワールドで、炎神スピードルらが、逃走するガイアークの大臣たちを追走する場面から始まる。「マシンワールド、史上最大の大捕り物が、その日ついに、クライマックスを迎えていたぜ!!」。三大臣が辛うじて異空間に逃れ、半年後からゴーオンジャーの物語が始まる。
用語や登場人物
解説

関連する用語

OP&ED
  • 「炎神戦隊ゴーオンジャー」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』OP
  • 「炎神ファーストラップ -Type Normal-」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』ED
    • 作詞=八手三郎、マイク スギヤマ、作曲=大石憲一郎 (Project.R) 、編曲=大石憲一郎 (Project.R) 、アーティスト=Project.R(谷本貴義、Sister MAYO、大石憲一郎) with 炎神キッズ
    • 「炎神ファーストラップ -Type Normal-」歌詞(歌詞タイム)
  • 「炎神セカンドラップ -TURBO CUSTOM-」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』ED
  • 「炎神エコラップ -Recycle Custom-」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』ED
  • 「炎神フォーメーションラップ -劇場BANG! Custom-」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!』ED、TVでは第25話で使用。
  • 「G3プリンセスラップ -PRETTY LOVE☆Limited-」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』ED
  • 「炎神サードラップ-AERO Dynamic CUSTOM-」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』ED
  • 「G5プリンス ラップ -BONバイエ★Limited-」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』ED
    • 作詞=マイク スギヤマ、作曲=大石憲一郎 、編曲=大石憲一郎、アーティスト=G5プリンス(古原靖久、片岡信和、碓井将大、海老澤健次、徳山秀典)with ボンパー(中川亜紀子)
    • 「G5プリンス ラップ -BONバイエ★Limited-」歌詞(イベスタ歌詞とる)
  • 「炎神ウィニングラン -Type Formla-」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』ED
    • 作詞=マイク スギヤマ、作曲=大石憲一郎 、編曲=大石憲一郎、アーティスト=Project.R(高橋秀幸、谷本貴義、Sister MAYO、高取ヒデアキ、五條真由美、YOFFY、岩崎貴文、IMAJO、大石憲一郎)with 炎神キッズ
    • 「炎神ウィニングラン -Type Formla-」歌詞うたまっぷ
挿入歌
  • 「炎神合体! エンジンオー」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』挿入歌
    • 作詞=マイク スギヤマ、作曲=大橋恵、編曲=Project.R(大石憲一郎、大橋恵)、アーティスト=石原慎一
  • 「BANG! BANG! ゴーオンジャー」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』挿入歌
    • 作詞=マイク スギヤマ、作曲=古家学、編曲=TAKKARATTS、アーティスト=NoB(Project.R)
  • 「明日もゴーオンジャー」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』挿入歌
    • 作詞=マイク スギヤマ、作曲=TAKKARATTS、編曲=TAKKARATTS、アーティスト=岩崎貴文 (Project.R)
  • 「炎神合体エンジンオー G6」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』挿入歌
    • 作詞=マイク スギヤマ、作曲=浅田直、編曲=高木洋、アーティスト=MoJo
  • 「レッツ・ゴー音頭」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』挿入歌
    • 作詞=マイク スギヤマ、作曲=大橋恵、編曲=Project.R(大石憲一郎、大橋恵)、アーティスト=Project.R(谷本貴義、五條真由美、大石憲一郎)
  • 「害悪産業革命宣言」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』挿入歌
    • 作詞=マイク スギヤマ、作曲=前田克樹、編曲=高橋カツ、アーティスト=宮内タカユキ
  • 「GO! BABABANG! ゴーオンジャー」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』挿入歌
    • 作詞=マイク スギヤマ、作曲=鈴木盛広、編曲=鈴木盛広、アーティスト=高橋秀幸 (Project.R)
  • 「G12! チェッカーフラッグ」
    『炎神戦隊ゴーオンジャー』挿入歌
    • 作詞=マイク スギヤマ、作曲=大橋恵、編曲=大石憲一郎、アーティスト=串田アキラ
スタッフ
TVシリーズの制作陣
キャスト
TVシリーズのキャスト
  • 江角走輔、ゴーオンレッドの声=古原靖久
  • ゴーオンレッド(スーツアクター)=福沢博文(エンジンオーも演ず)
  • 香坂連、ゴーオンブルーの声=片岡信和
  • ゴーオンブルー(スーツアクター)=押川善文
  • 楼山早輝、ゴーオンイエローの声=逢沢りな
  • ゴーオンイエロー(スーツアクター)=人見早苗
  • 城範人、ゴーオングリーンの声=碓井将大
  • ゴーオングリーン(スーツアクター)=竹内康博
  • 石原軍平、ゴーオンブラックの声=海老澤健次
  • ゴーオンブラック(スーツアクター)=今井靖彦、清家利一
  • 須塔大翔、ゴーオンゴールドの声=徳山秀典
  • ゴーオンゴールド(スーツアクター)=渡辺淳
  • 須塔美羽、ゴーオンシルバーの声=杉本有美
  • ゴーオンシルバー(スーツアクター)=野川瑞穂
  • 炎神スピードルの声=浪川大輔
  • 炎神バスオンの声=江川央生
  • 炎神ベアールVの声=井上美紀
  • 炎神バルカの声=保志総一朗
  • 炎神ガンパードの声=浜田賢二
  • 炎神キャリゲーターの声=津久井教生
  • 炎神トリプターの声=石川静
  • 炎神ジェットラスの声=古島清孝
  • 炎神ジャン・ボエールの声=西村知道
  • ボンパーの声=中川亜紀子
  • 害水大臣ケガレシア=及川奈央
  • 害地大臣ヨゴシュタイン(スーツアクター)=清家利一
  • 総裏大臣ヨゴシマクリタイン(スーツアクター)=岡元次郎
  • 総裏大臣ヨゴシュタインの声、総裏大臣ヨゴシマクリタインの声=梁田清之
  • 害気大臣キタネイダス(スーツアクター)=日下秀昭(ガンバルオーも演ず)
  • 害気大臣キタネイダスの声=真殿光昭
  • 害地副大臣ヒラメキメデス(スーツアクター)=蜂須賀祐一(セイクウオー、ゴローダーGTも演ず)
  • 害地副大臣ヒラメキメデスの声=中井和哉
  • 蛮機獣(スーツアクター)=小倉敏博、中川素州
マンガ版
関連する用語
解説

メモ

観どころ
いろいろ
その他
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DVD

音楽

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