「彩雲国物語」の版間の差分

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2017年4月15日 (土) 22:18時点における版

彩雲国物語

彩雲国の即位したばかりの王は政治をほったらかしにする「ダメ王様」。秀麗は高額報酬にひかれて根性を叩きなおすために後宮に入ったのをきっかけに、政治を動かそうと決意する。

中華風ファンタジー。第1回角川ビーンズ小説大賞奨励賞・読者賞。

雪乃紗衣
イラスト
由羅カイリ

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用語や登場人物

登場人物

紅秀麗
貴族第二位の紅家の直系の姫に生まれながら、超貧乏暮らしのしっかりした娘。十六歳。
紫劉輝
彩雲国の王。先王の末王子で特に後ろ盾もなく虐げられて育ったが、兄王子たちが内乱の末に相打ちになったために即位。やればできる人だが世間知らずの十九歳。
紅邵可
紅家の嫡男として生まれながら、のほほんとした性格が災いして家を継げず、世間渡りの下手さで超貧乏暮らし。しかし、その素顔は……。
し静蘭
秀麗の家人。秀麗の一家に拾われる。実は放逐された劉輝の兄。自称二十一歳。
李絳攸
紅黎深の養子で、吏部侍郎(次官)。十六歳で状元(主席)及第するほどの秀才だが、天才的な方向音痴。女嫌いだが、秀麗の学問の師匠(秀麗を女扱いしていないとも言う)。
藍楸瑛
貴族で最も名家である藍家の子息。武官。女好き。絳攸とは腐れ縁。
浪燕青
元茶州州牧。文官というより武官といったほうが似つかわしい容貌。静蘭とは悪友。
珠翠
姓不詳。後宮女官。かなり美人。
紅黎深
紅家当主で吏部尚書(長官)。邵可の弟。冷徹な切れ者だが邵可と秀麗にはデレデレに甘い。吏部は悪魔の巣窟とよばれている。
黄鳳珠
戸部尚書。常に仮面で顔を隠している。仮面の下の素顔とは……?
杜影月
十三歳で状元及第を果たした秀麗の同期。
香鈴
元宮廷女官で、秀麗とはいろいろとあったが今は慕っている。影月に想いを寄せている。
藍龍蓮
藍将軍の実弟。傍眼及第をした天才。風流をこよなく愛す。横笛がすき。ただし、一般人はその「風流」を理解しない。

用語

彩雲国
中央官僚制が固まった中国のような架空の国。王都のある紫州と、その周辺の七つの州で構成される。
彩八仙
彩雲国初代国王のもとに集まった八人の仙人。
彩七家
八仙のうち王家(紫)を除く七つの色の名を使う貴族名家。藍、紅、碧、黄、白、黒、茶。王家の紫と彩七家の七色は禁色とされ、当主一族にしか使えない。
縹家
七家に次ぐ名門貴族。異能を持つ者が出る家系。
国試
国家公務員採用試験。この試験に合格すれば家柄には関係なく登用される(ただしこの試験に通るほど勉強できるには相当の家柄かとんでもなく頭がいいかのどちらかが必要)。要するに科挙。
用語や人名
解説

メモ

書誌情報

角川ビーンズ文庫

はじまりの風は紅く

黄金の約束

花は紫宮に咲く

想いは遥かなる茶都へ

漆黒の月の宴

朱にまじわれば紅

欠けゆく白銀の砂時計

心は藍よりも深く

光降る碧の大地

藍より出でて青

紅梅は夜に香る

緑風は刃のごとく

青嵐にゆれる月草

白虹は天をめざす

ドラマCD

話題まとめ

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書評

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